【連載】タイトル未定 vol,024 世界のワイン歴史〜その2〜、今日のワイン「コノスル ピノ・ノワール レゼノバ~2016年~」

こんばんは、管理人です。

 

 

〜〜はじめに〜〜

まだまだ千葉県の一部ではライフラインが復旧していない地域があるようです。東京電力の発表では電気供給が整うのは約2週間後とのことです。被災者の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。身体が資本ですから、身の安全を第一にしていただきたいので。

千葉の停電復旧、 27日までずれ込む地域も 東電発表 -朝日新聞Digital-

https://www.asahi.com/articles/ASM9H4D4XM9HUTIL00C.html

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千葉の農家の方々や被災によって現金に困っている方はクラウドファンディングで支援してもらうのも手だと思います。

【千葉県の台風被害に対し微力ながら募金させていただきました】 -CAMPFIRE-

https://camp-fire.jp/projects/178591/activities/97580

 

それでは今回の連載いってみましょー!

 

 

〜〜今日のワイン〜〜

コノスル ピノ・ノワール レゼノバ~2016年~

 

チリ、赤ワイン、シラー

造り手:ヴィーニャ・コノスル

https://www.conosur.com/en/home/

 

前回、前々回に引き続き、コノスルシリーズでピノ・ノワール品種です。

ピノ・ノワール種はこれまでも飲んできましたが、総じて抱く感想は赤ワインにしては軽い味わいということです。アルコール度数が高い印象があまりありません。

味わいとしては、ブルーベリーまでは重く無いのですが、イチゴほどの甘さもなく、その中間点くらいです。さくらんぼやプラム、キイチゴに近い味わいかと思います。風味も同じく、重たい印象はあまり感じられないのですが、ベリー系のさっぱりした香りが広がります。

このワインもまさしく味わいはさくらんぼ、プラムに近い軽やかさと、ベリー系の爽やかな風味でとても飲みやすく、美味しいです。

 

テロワールの特徴を反映する面が強いようで、相性の良い土壌で育ったピノ・ノワールは味わい深いワインになるようですが、逆に言うと、栽培が難しいワインとも言えるようです。

 

身体意識としては、ベリー系の爽やかさが感じるため、流動的かと思いきや構造も感じることができました。しかし、はっきりとではありません。ベースの意識は流動的なのですが、構造の中を流動している感じです。今回のコノスルは中丹田にて三角状か丸状なのか曖昧なのですが、その意識の中にゆっくりと流動している意識があるかな?と感じました。

 

爽やかさもあり、飲みやすいので美味しいワインです。

 

 

〜〜ワイン関連情報〜〜

世界のワイン歴史〜その2〜

 

前回では紀元前にすでにワインは存在しており、非常に価値のある(=貨幣と交換できる)製品として消費、生産されていたと解説しました。歴史と言っても今回はワインの価格をメインに紹介していきたいと思います。

 

いきなりですが、ワインの価格はどのように決まっているかご存知でしょうか?まずは有形無形どちらも製品を作るためのコストがあります。原価と言いますが、生産者は原価に利益を乗せて、販売価格を設定し、その利益を使って次のワイン作りの資金とします。

ワインの原価についてですが、歴史的に物流の発展や、産業機器の発展により製造コストは少しづつ安くなっているはずです。鉄道や飛行機でワイン自体だけでなく、肥料や樽を購入輸送することができますからね。鉄道が走っていない時代などと比べると輸送コストは格段と安くなっています。

人件費は昔と比べると高くなっていますが、それでも価格の0が一つ増えるほどのインパクトではありません。せいぜい数百円程度でしょう。ここで何が言いたいのかと言うと、ワインを醸造する費用というのは地域で差があるにせよ、今やそこまでコスト差は無いということです。

 

しかし、市場のワインを見ると、「ロマネ・コンティ」など1億円もするワインもあれば、数千円で日本に輸入されるワインもあります。これはもう原価だけでは説明が付きません。

最初の質問に戻りますが、ワインの価格がどのように決まっているかと言うと、それは需要と供給で決まっています。数千円〜数万円のワインはどちらと言うと消費されることがメインに値付けされているように見えますが、10万円を超えてくると投資としての面が強くなる気がします。

 

そんな多くの高額ワインはフランスで醸造されています。なぜでしょうか?その背景は色々な要因が考えられますが、歴史的に見ていくと、フランスのボルドー地域は12世紀〜15世紀までイギリス領地でした。紀元前のギリシャと同様に「貨幣獲得のため」に美味しいワインをイギリスへ輸入して産業を発展させていきました。その当時から、消費者にあったワインを選りすぐりする「ネゴシアン」のようなワイン斡旋商売をする者も出てきたようです。

 

1,000年ほど前からフランスでは貨幣獲得のために、ワインに付加価値を付けようとしていました。

フランスはワインを作るにあたって、格付け制度を導入して、法律に則った醸造方法で作ったワインだけがラベルに格付けランクや産地を明記できると言う地域です。そのため厳しい品質管理をして醸造しているようですが、この「格付け」と言う制度がフランスワインのブランド力を高めているように思えます。

ブランド力を高めたフランスワインですが、高額な値段がつく決め手は世界的な「オークション」です。先ほど、高額なワインは「投資」の面があると記載しましたが、美術作品と同様に、ワインもオークションへ出品されます。もちろんワインを飲みたいために落札をする人もいますが、多くはワインを、「将来もっと価値のあるものになる」として落札するケースが多いです。

 

ワインにはヴィンテージがあり、気候的にも良かった年のワインは美味しいですし、気候的に厳しかったワインの多くは、ワインのポテンシャルを十分に発揮できていません。良いヴィンテージでとても古いワインは、美味しいがゆえに過去にたくさん消費されています。当然本数が少ないためオークションでは高額な値段が付きます。

この「投資」と言う側面と「需要と供給のバランス」と言う側面が合致して高額な値段が付けられていると言うことです。

 

数万円もするワインはフランス産ワイン以外にもたくさん出ています。それらの多くが、「厳選したぶどうからしか醸造しない」とか「特別管理した畑、数ヘクタールからしか取れないぶどうから醸造した」など希少性であるがゆえに高額になってしまうワインです。

それも需要と供給のバランスによって、飲みたい人が多くいるため、高い値段を付けられると言うことですね。

 

考えてみれば、フランスはブランド力を高めることが得意な地域と言えると思います。エルメスやルイヴィトンもフランス発祥の企業です。これらの企業も製品の原価は他社とそこまで変わらないですが、ブランド力を発揮して付加価値を付けています。

 

あまり纏まらないレポートでしたが、ワイン産業の価格設定、ブランド力を使った付加価値の付け方はいろんなビジネスでも応用できるもので勉強になりました。

 

 

〜〜さいごに〜〜

三連休ですが、管理人は特に遠出もせずに、家に籠って記事の作成や、本業のための勉強などをする予定です。赤ワインのぶどう品種飲み比べも残り2種となりました。再来週あたりの記事では飲み比べレポートがまとめられるのではないかと思っています。

 

最近は銀座の量り売りバーにも言っていないので、勉強のためにも足を運びたいものです。

 

次回の連載は9/19(木)です!

次回の連載もお楽しみに!!

 

 

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