【連載】タイトル未定 vol,023 世界のワイン歴史〜その1〜、今日のワイン「コノスル シラー レゼノバ~2018年~」

こんばんは、管理人です。

 

 

〜〜はじめに〜〜

関東では台風15号の影響で9/9は交通網が麻痺しており、現在も千葉の一部地域では水と電気が止まっており、生活困難な地域があります。被害に遭われた方々はまだまだ苦しい日が続きますが、ようやく9/13ごろから電気の復旧が始まるなど、少しづつ先が明るい兆しが見えてきました。

台風直撃の千葉、ライフラインへの影響深刻 住民に疲れ -朝日新聞Digital-

https://www.asahi.com/articles/ASM9B669GM9BUDCB01N.html

スポンサーリンク

 

しかし、誤解を恐れずに言うと、被災地の方々は何故その場を離れるという選択肢を取らないのでしょうかね?現地で被害に逢ったわけではなく、ネットやテレビの情報でしか把握していないのですが、特に成田や市原市、鴨川あたりが停電しているようです。管理人も千葉に住んでいたことがあるので土地勘はあるのですが、ライフラインが生きている千葉駅より東まで車で1時間くらいなんですよね。本数は少ないかもしれないですけど、電車でも40,50分で到着します。

仕事場が家の近所というならまだ分からないでもないですが、例えば勤務地が都内とかであれば、千葉駅くらいまで出てきてホテル暮らしすればいいと思うんですけどね。

もちろん、ホテル代は高くないですし、お子様がいらっしゃる家庭は子供の通学にも支障をきたすでしょうけど、熱中症で倒れたり、トイレに行けず体調を崩すよりよほどマシだと思います。

県や市が所有している保養所を一時的に貸し出ししたり、千葉近隣ホテルも被災者には宿泊費安くして提供すればいいと思うんですけどね。ビジネス的にも。

 

千葉でも被害が少ない近隣地域も被災地へ支援をしていますが、何故か給水などばかりです。

幸い、千葉駅などホテル、宿泊施設が多い場所はライフラインが生きていますからひとまずは、そちらに逃げた方が健康的かと思う次第です。身体が資本ですからね。

完全復旧の目処は立っていませんが、一日でも早くみなさまの生活が元通りとなることを祈っています。

台風15号による大規模停電・避難生活を乗り切るために -読売新聞-

https://www.yomiuri.co.jp/topics/20190911-OYT8T50035/

 

それでは、今回の連載も行ってみましょー!

 

 

〜〜今日のワイン〜〜

コノスル シラー レゼノバ~2018年~

 

チリ、赤ワイン、シラー

造り手:ヴィーニャ・コノスル

https://www.conosur.com/en/home/

 

前回はコノスルシリーズの「カベルネ・ソーヴィニヨン」を飲みました。今回はシラーです。

口に含もうとした瞬間に土の香り、色で言うと茶色の感じがブワッと広がりました。もちろんテロワールの影響もあるかと思いますが、シラーの特徴自体が土の風味を持っているようです。

さらにクリーミーな香りも広がってきます。これは前回のコノスルでも紹介した樽製造によるものですね。

【連載】タイトル未定 vol,022 日本ワインの歴史〜その4〜、今日のワイン「コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン レゼノバ~2017年~」

 

味わいとして、ブルーベリーの黒い濃さが舌全体に広がります。抜栓したての時は構造を感じると言うよりも喉通過後、流動的な意識でしたが、開いてくるとピラミッド構造の下部分だけ感じることができたので、流動的構造的の2面を持つ品種だなと思いました。ここまで書いていると少し複雑そうに見えるかもしれませんが、ブルーベリーの濃さが軸を持っているので、味はシンプルに近いと思います。

クリーミーさとシンプルな味わいは相性がいいのかもしれません。味がしっかりしているので美味しいです。

 

 

〜〜ワイン関連知識〜〜

世界のワイン歴史〜その1〜

 

前回までは日本ワインの歴史について勉強しました。近代、特に2000年に入ってからの日本ワインについて歴史などを調べてみたらまた楽しそうですが、今回は世界のワインについて調べていこうと思います。日本は明治時代に本格的にワインを醸造しましたが、世界は一体どのようにしてワイン文化が形成されたのか?を追っていこうと思います。

 

世界的に見ると、ワインの存在が確認できる文献で最も古いのが「ギルガメッシュ叙事詩」と言う古代メソポタミアの文学作品です。この叙事詩自体は紀元前1,300年〜1,200年の作品ですが、そこには紀元前5,000年〜4,000年のことが記されています。その作品の中に「ワイン」が登場しています。そんなに古くからあったのですね。

古代バビロンの王ギルガメッシュが船大工へワインを振る舞ったことが書かれています。王様が振る舞うものなので、当時は高級品だと思いますが、昔もお酒というのは娯楽であり嗜好品だったわけですね。

 

そんな昔からあるワインですが、現在に至るまでどのように価値を付けていったのかを紐解いていきたいと思います。まずは、紀元前1,500年ごろのギリシャでは地中海での交易が盛んに行われていました。当時のギリシャは貨幣制度と物々交換が混在していたようですが、ワインも一般的に価値を持って交換されていました。

どのくらい価値があったかと言うと、アンフォラという甕(かめ)一つと奴隷一人に対してワイン1

本と交換できていたようです。言い方が悪いかもしれませんが、当時は奴隷一人という単位は最も交換価値が高かったようです。その奴隷一人プラス甕一つと交換できたわけですから、ワインは当時でも相当価値を持っていたことが分かります。

 

当時のギリシャは文明が栄えていたこともあり、人口が増加していたようです。人口が増加すると当然、食料が必要になりますが、ギリシャという土地は肥沃な土壌がありません。穀物が育ちにくい土地柄だったのです。従って、ギリシャに住んでいる人々は物々交換できるもの、貨幣と交換できるものを生産しなくてはいけませんでした。それがワインです。

ぶどうは肥沃でない土地でも栽培することでできたため、ヨーロッパでは生活のため、産業のために紀元前からワインが作られていました。

 

しかし、どうしてワインはそこまで価値があったのでしょうか?

当時は今のように多種多様なお酒もなく、レジャーや嗜好品も多くありません。今でこそ科学的に「酔う」ということはわかっていますが、当時のワイン消費者は「酔う」ことについて無知なので、「なんでこんないい気持ちになるんだろう?不思議な飲み物・・・」とくらいにしか思っていなかったかと思いますが、とにかく酔うことのできる飲み物は魅力的だったようです。

紀元前から世界では、ワインは産業として商品として醸造されてきたようです。

 

紀元前からワインの価値があることは理解できましたが、なぜ今のようなワインの値付けが存在しているのか?次回はそんなところまで深掘りしていきたいと思います。

 

 

〜〜さいごに〜〜

少しづつ涼しくなってきましたね。台風一過の後、2,3日ですが関東では猛暑日でした。9月も折り返し地点ですが、もう少しでボジュレー・ヌーボ解禁の季節ですね。管理人は総支配人に美味しいボジュレー・ヌーボを飲ましてもらってばかりで自分から積極的に探したことは無いのですが、今回は探してみたいと思います。

 

まだまだ、このサイトは読者の方も多くはいないのですが、いずれはボジュレー会みたいなオフ会ワイン会も開けると嬉しいです。

そのためにも「あなたの好みにあったワインの探し方」を少しでも早く提供できるようになりたいです。頑張ります。

あと残り3,4本で今月調達した赤ワイン品種飲み比べが飲み終わるので、またレポートします。

 

 

次回の更新は9/15(日)です。

次回の更新もお楽しみに!!

 

 

先頭に戻る