今回番外編5としておすすめするのはこちら。
選び抜かれた茶葉と水から作られる、ハイレベルなダージリンティー。イギリス王室に伝わる特殊な製法を再現し、茶葉本来の持つポテンシャルを最大限引き出しています。
茶葉は、インドの東ヒマラヤ山脈ダージリン地方農園の厳選されたフルリーフ（茶葉をカットしない状態）を使用。立山連峰の雪解け水が時間をかけ黒部峡谷の洞窟内へ湧水した水「氷筍水」（水筍とは洞窟内の水が天井から滴り落ちながら凍ったもの）により、茶葉を再発酵。ダージリンの持つマスカットフレーバーを引き出し、自然な甘みも生み出しています。香料は一切使用していませんが、豊かな香りが感じられます。
グレイスピース ダージリン ティー プレミアム_2020_5
豊かで柔らかいマスカットの香り、爽やかで華やかなニュアンス。味わいは自然で繊細な甘みがあり、渋みはほとんどありません。茶葉の持つ生命力、水の持つ生命力がよく現れている素晴らしい紅茶です。
ワイン同様、同じ紅茶でも入れる人、注ぎ手により結果的な味わいや身体意識は異なりますが、今回は私（総支配人）が注いだものを分析しています。
特徴的な身体意識は、センター（細径軸）、サイド・センター（第2側軸）、中丹田、下丹田、温球、転子、波状の身体意識、ガイアのクオリティなど。
天性のクオリティを持つセンターは、細径軸が薄っすらと通っています。
頭部には天性のクオリティを持つ身体意識がシャワーのように降り注いでいます。第3側軸の位置には、下方向へのモビリティを持つ身体意識が体幹部よりも下まで降りてきています。これらは味わいへシャンパーニュと似たような爽やかさを与えています。ダージリンティーは「紅茶のシャンパン」と称されていますが、身体意識からそれが理解できます。
胸には三重構造の中丹田が形成されており、その周囲は天性のクオリティで包まれています。この熱性クオリティの身体意識を天性クオリティの身体意識で包むという構造は、アマローネにも見られる身体意識の構造ですので、特殊な製法と関係がありそうです。
中丹田の左右には温球が形成されています。また、中丹田の下には満足感を与える腹赤が形成されています。温性のクオリティを持っており、中丹田同様、その周囲は天性のクオリティで包まれており、味わいへ気品ある満足感を与えています。
地下から中丹田へ向かって熱性のクオリティを持つ身体意識が入ってきています。茶園のテロワール、土壌の特徴が反映されたものでしょうか。
中丹田の上部にはガイアのクオリティを持つ身体意識が形成されており、マスカットの香りを生み出しています。
股関節には転子という身体意識が形成されており、そこを通るようにサイド・センター（第2側軸）も形成されています。第2側軸はしつかりとしたクオリティを持っており、味わいへ骨格を与えています。強くなりすぎると渋みへとつながるクオリティですが、渋みとならない絶妙な強さとなっています。
腹部には下丹田が形成されており、味わいへ落ち着きを与えています。
股関節の転子を通る高さ、膝より少し上の高さ、足首の高さにそれぞれ波状の身体意識が形成されています。天性のクオリティを持っており、味わいへスッキリとしながらも左右へフワフワ、ユラユラと漂うような印象を与えています。
頭上には、大きなドーム状の身体意識が形成されています。ガイアのクオリティへミネラル感を生むようなクオリティの身体意識が重なるように形成されており、味わいへ部屋の中にいるような落ち着きを与えています。形状とクオリティから、製造過程で洞窟内の氷筍水を使用していることが反映されたものだと考えられます。
腰裏の仙骨を包むように、温性のクオリティを持つ身体意識が形成されており、味わいへ温かい安心感を与えています。
このように身体意識から観ると、全体としてスッキリとした清涼感と落ち着き、安心感があり、テロワールをよく反映していることが分かります。平均的な紅茶に観られるような、身体意識の複雑さからくる紳士の美徳のような小難しさ、込み上げてくるような熱さはなく、熱さはありつつもスッキリとして落ち着いたバランスの良い身体意識です。センターは弱いのですが、全体としてのバランスとコストパフォーマンスを評価し、高得点を付けています。マスカットの素敵な香りから始まる味わいと身体意識、ぜひ試していただきたい紅茶です。
平均的な紅茶の身体意識図については、高岡英夫師範の著作である、
「ゆる」身体論と最高の自分になる食事（河出書房新社 2011/09/30初版発行）
へ解説とともに詳細に掲載されています。珈琲や緑茶についても掲載されておりますので、興味のある方は読まれることをお勧めします。
最後に余談ですが、高岡師範が入れた紅茶を飲ませていただいたことがあります。とても美味しく、かつ凄まじい身体意識でした。その紅茶は日本で作られた茶葉で作られた紅茶でしたが、気品や品格が圧倒的で、グランクリュクラスのワインのようなセンターが通っている、紅茶というカテゴリーには収まり切らないスケールを持つ味わいと身体意識でした。
一般的な味わいなどの詳細は、生産者資料より抜粋します。
《■グレイスピース
インド、ダージリン地方。数あるダージリンティの中から、選び抜かれた紅茶の葉。3,000m級の山々と秘境黒部が生み出す恵みの水。選ばれた茶葉と神秘の水が出会い、生まれた紅茶。
オリジナルグレイスピースティーは、イギリス王室で愛飲してきた、特殊な製法を再現した紅茶です。インドの東ヒマラヤ山脈ダージリン地方の農園で選び抜かれたフルリーフの茶葉と、立山連峰の雪解け水が時間をかけて黒部峡谷の洞窟内へ湧水した水を用いて、独自の自然製法で生まれました。ダージリンティは、昼夜の寒暖の差が激しい気候と深い霧、ヒマラヤ山脈から吹きつける乾いた風によって、マスカットフレーバーとも呼ばれる成熟した果実のような香りと甘みをその葉の中に蓄積します。自然の力で茶葉に閉じ込められた味や香り、そして茶葉の甘みを独自の加工工程により最大限に引き出しています。茶葉と黒部峡谷の神秘の水が出会って生まれた味と香りをお楽しみください。
■名門茶園から厳選
インドの厳選された畑で育てたこだわりの茶葉
インドはダージリンティの名産地。気温が低く、降雨も少ないという厳しい環境で力強く育った茶葉には、特別な香りがあります。
グレイスピースは格式ある茶園で摘まれた茶葉のみを使用しています。いつも品質のよい茶葉を仕入れるために、現地で直接買い付けています。
■神秘の湧き水
3,000m級の山々からの恵み
立山連峰3,000m級の嶺峰が厳冬の時期に抱いた雪は、長い歳月をかけて地下層を染み抜ける際に極限まで清められ、山々の魂を宿して神秘の湧きいでる。
□ 氷筍水仕込み
グレイスピースに使用している水を「氷筍水」と言います。これは、立山連峰の雪解け水が、長い時間をかけて秘境黒部の谷へと注がれ、黒部峡谷の洞窟内で湧水した水が筍のように凍結することからそのように呼ばれています。あたり一面に広がる氷筍は、神秘的という言葉にふさわしい姿を見せてくれます。
□こだわりの製法
グレイスピースは、天然の氷筍水を使用し、再び発酵させることにより、茶葉に含まれた味や香りを引き立たせています。茶葉本来の爽やかな香り、深いこくと甘さがグレイスピース品質をつくっています。
■おいしい入れ方
最高級の茶葉の味を最大限に引き出す。
① 沸騰したお湯、ティーポット及びティーストレーナーを準備します。
② ティーポット、ティーカップをあらかじめ沸かしたお湯で温めます。
③ 温めたポットにカップ1杯（約150cc）につき3g程度（スプーン大さじ1.5杯）として、カップ分の茶葉を入れます。
④ 沸騰したてのお湯を、ゆっくりと高い位置からカップ分を注ぎ、すぐにフタをして蒸らしてください。蒸らす時間は、1分です。
⑤ ティーポットをゆっくり揺らしティーストレーナーを使ってカップに注ぎます。
⑥ 芳醇な香りと味を楽しみながら、お召し上がりください。上質な紅茶にしかない味わい深さです。
使い終わった自然茶葉には、アロマ成分が多く残っています。フィルターに包んでアロマ風呂としてもお楽しみいただけます。また、ガーデニングの肥料としてもお使いいただけます。
それは、偶然がもたらした運命的な出会いでした。厳選された「茶葉」と神秘の「水」の運命的な出会いによって生まれた奇蹟。
「紅茶のシャンパン」と称される世界の三大銘茶にあげられるインドダージリンティーの茶葉に秘められたアロマ成分が最適なミネラルバランスを持つ秘境黒部の水によって創り出される味と香りをご堪能ください。
■紅茶
優雅なひとときを
最高等級の茶葉を使用
紅茶には、大きさや形を表した数種類の名称があり、これをグレード（等級）といいます。
グレイスピースのダージリンティは、「FTGFOP」（高級グレード）を使用した「Regular」と「SFTGFOP」（最高グレード）を使用した「Premium」があります。
ハイグレードの茶葉を香料を一切使用せず、自然の恵みのみで発酵させた繊細で優雅なダージリンティ本来のマスカットフレーバーをお楽しみいただけます。
茶葉のグレード
プレミアムティのグレートは【SFTGFOP】
フルリーフの茶葉の中でも最高級の茶葉のみを使用しています。
ちなみに、グレイスピースティの茶摘みは、枝の芯芽とそのすぐ下の若葉2枚を摘む1芯2葉摘みという手法で茶葉を摘んでいます。
■商品
□Premium
Grade: SFTGFOP
インド・ダージリン地方から厳選された茶葉を直輸入し、秘境黒部の洞窟内より湧出する天然水を使い、茶葉を再発酵。ダージリン茶葉本来のマスカットフレーバーと呼ばれる芳醇な香りと豊かな甘みを最大限に引き出した奇跡の紅茶です。
プレミアムティは、上品で口当たりが柔らかく独特の甘さが広がります。
「フレーバードティー？」と思ってしまうこの紅茶。封を開けると茶葉からマスカットの香りがしてきます。飲んでみると、その香りとともに甘みが口の中に広がります。香料を一切使用していない、ダージリン本来の香り”マスカットフレーバー”を楽しめる、今までに味わったことの無い紅茶だったのです。
プレミアムに使用している茶葉は最高級グレード（SFTGFOP）。上品で口当たりが柔らかく、甘みが豊かで安らぎを与えてくれるのが特徴です。現地スタッフの管理の下、二次発酵に適した厳選された茶葉のみを直輸入。黒部峡谷の入り口、宇奈月の工場で行われる発酵は、黒部峡谷の中でも秘境中の秘境、立山連峰の標高1,560m付近の洞窟で天然に湧き出る氷筍水を使用しています。全国各地の様々な水を試した結果、茶葉の香りと甘味を最も引き出したのはこの水だったのです。
この紅茶は浸透性がいいため、蒸らしは1分！
渋みが出ることなく続けて2・3煎入れることができます。お手軽で簡単にこの美味しさをお作りいただけます。また、このプレミアムは甘み成分である芯芽が入っています。冷やすほど甘みが増してきますので”アイスティー”にもおススメです。
自然の恵みとの出会いで実現した、繊細で優雅なダージリンティーの香りをどうぞ、お楽しみください。
□Regular
Grade: FTGFOP
マスカットの爽やかな香りが
心地よく広がります。
中国で誕生した紅茶は、イギリスで愛され世界へ広がりました。しかし、貴族と庶民との紅茶への嗜好は異なります。
皇室では、至高紅茶へのこだわりが二次発酵の技術を生み出しました。
当社の紅茶は、こうした二次発酵をした至高紅茶の存在があることと、自然の環境がもたらす豊かな恵みによってグレイスピースティは偶然にも誕生しました。》
※《》内は生産者資料より
http://www.tea-break.ne.jp/top.html
生産者の情報
http://www.tea-break.ne.jp/top.html
| 名称 | グレイスピース ダージリン ティー プレミアム |
| 英字表記 | Grace Piece Darjeeling Tea Premium |
| 生産者 | グレイスピース（TBエンタープライズ）/Grace Piece |
| 国・産地 | インド・ダージリン地方（再発酵は富山県黒部市宇奈月温泉） |
| セパージュ【品種】 | 紅茶100% |
| ビンテージ【収穫年】 | 2020 |
| タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】 | 紅茶 |
| STポイント※1 | 95 |
| クラス※2 | レギュラークラス |
| 抜栓 | 2021/01 |
