今回おすすめするワインはこちら。
フランス・アルザス地方の気品あるワインの王道をいく造り手「ドメーヌ・リーフレ/Domaine Rieflé」が葡萄品種リースリングから造る1本。
ドメーヌ・リーフレのご紹介は、以前掲載した
ドメーヌ・リーフレ クレマン・ダルザス ブリュット フォーミュラ NV/Domaine Riefle Crémant d’Alsace Brut Formula NV
ドメーヌ・リーフレ クレマン・ダルザス ブリュット フォーミュラ ロゼ NV/Domaine Rieflé Crémant d’Alsace Brut Formula Rosé NV
に続いて3本目です。
今回はいよいよリースリング、しかもグランクリュのご紹介です。ドメーヌ・リーフレはリースリング以外にもピノ・グリ、ピノ・ブラン、シルヴァネール、ミュスカ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・ノワールなど様々な品種のワインをリリースしており、どれも完成度が高いため、研究のため一通り分析しているところです。同じ造り手のワインを分析することにより、品種の個性が浮かび上がってくるなど興味深い結果が出ていますので、別の機会に発表できればと思っています。
ドメーヌ・リーフレについての詳細は、以前の記事をご覧いただければと思います。
ドメーヌ・リーフレ クレマン・ダルザス ブリュット フォーミュラ NV/Domaine Riefle Crémant d’Alsace Brut Formula NV 〜おすすめワインリスト〜
さて、グランクリュ・スタイナート畑のリースリングから造られるこのワインですが、素晴らしい完成度とポテンシャルを持っています。開けるタイミングによっては少し硬めですが、それでもミネラル感を伴う香りが立ち上がり、それだけでもポテンシャルの高さがうかがえます。時間の経過とともにレモングラスや品のある柑橘系の香り、白い花のニュアンスが出てきます。味わいは、気品ある酸と豊かで緻密な質の高いミネラルが感じられ、しっかりとしたストラクチャを持っています。シンプルで線の細い印象のあるアルザスワインが多い中、このワインは厚みと豊かさがあり、余韻までテロワールと造り手の意思が伝わってくるワインです。
特徴的な身体意識は、センター(中径軸・大径軸)、サイド・センター(第2側軸・第3側軸)、肩包面、中丹田、温球、転子、ガイアのクオリティなど。
天性のクオリティを持つセンターは、中径軸が天地に通っています。また、大径軸も形成されており、天から腰の高さまで通っているものと、頭部から足下にかけてロート上に広がっているロート軸があります。アルザスワイン、特にリースリングは細径軸や中径軸だけのものが多い印象なのですが、大径軸が形成されることにより、味わいへストラクチャと安定感を与えています。
サイド・センターも天性のクオリティを持っており、股関節中心を通る第2側軸と体幹部の両サイドへ沿う第3側軸が形成されています。第2側軸は体幹上部から股関節中心の転子まで、第3側軸は天から胃の高さ辺りまで形成されており、味わいへスッキリとしたストラクチャを与えています。
前頭部には上丹田に入ってくるような天性のクオリティを持つ丹軸が形成されており、気品と冴えるような味わいを生み出しています。
胸から脚にかけて下方向のモビリティを持つ直線的な身体意識、背中の斜め上方から曲線的に降りてくる身体意識が形成されています。どちらも天性のクオリティを待っており、テロワールからの影響を感じさせます。
天性のクオリティを持つ肩包面が形成されています。その下には、同じような形状でガイアのクオリティを持つ身体意識も形成されており、その両脇へ地下からガイアのクオリティを持つ流れが入って来ています。ガイアのクオリティについては、テロワールからの影響が身体意識へ反映されたものだと思います。味わいとしてはとても心地の良いレモングラスや花などのニュアンスと関係しています。
中丹田が形成されており、その周りには温球も形成されています。シンプルな構造ですが、味わいへ満足感を与えています。
このように身体意識から観ると、土壌の質の高いミネラルなど、素晴らしいテロワールからの影響が上手く反映された身体意識であることが分かります。天性のクオリティを持つ身体意識が豊富でスッキリとしていますが、ロート軸や複数のサイド・センター、ガイアのクオリティを持つ肩包面のような身体意識など個性的なストラクチャがあり、ワインへ厚みと満足感を与えています。アルザスワインの素晴らしさが感じられる、お勧めの一本です。
このリースリングが造られているグランクリュ・スタイナート畑では、ピノ・グリも造られています。ドメーヌ・リーフレが最も得意とすると言われているピノ・グリから造られるグランクリュ 、
ピノ・グリ グランクリュ スタイナート/Pinot Gris Grand Cru Steinert
も機会があれば取り上げてみたいと思います。
一般的な味わいなどの詳細は、インポーター資料より抜粋します。
《気品のある、アルザス地方の蔵元、日本でも、多くのレストランで採用の人気ワインです!
1609年創業の老舗、奥様方のフライターグ家を受け継ぐかたちで、先々代のジョセフ・リーフレ氏が1935年より、「ドメーヌ・リーフレ」として醸造しております。現在の当主は8代目のジャン・クロード・リーフレ氏で1982年に受け継ぎました。コルマールの南、Pfaffenheim(ファッヘンハイム)にある蔵元です。リーフレ家のアルザス・ワインは、その優れた香りに最大の特徴があります。
パリ、ニューヨーク、ストックホルムの有名レストランをはじめ、ロンドンのハロッズ・デパート、サンフランシスコのBroad Bent Selectionなど、世界のワイン・ラヴァ―に絶大のファンを持っています。特に高級レストラン、高級デパートでは「アルザスならココ」と親しまれています。優れた香り、そして骨格のしっかりとした酸味をとりまく、まろやかで豊かな旨味と少しトロッとしたオイリーなニュアンスが持ち味で、リーフレ家の特徴です。バランスの良さは最高で、食事との相性はバツグン。
現在の当主ジャン・クロード・リーフレさんはブルゴーニュで醸造を学び、その知識と経験を、伝統のアルザスに活かしています。2004年度版、ゴーミヨ・ル・ヴァン三ツ星☆☆☆掲載!!リーフレ家では、リュット・リゾネ(対処農薬栽培法)を実践し、肥料は有機です。
害虫などがあらわれて、ぶどうの木がおそわれた時、必要な場所に必要な薬剤を処方するというもの。人間と同じく、病気になったときだけ、お薬を飲みましょうというもの。そんな発想がリュット・リゾネ、リーフレのワイン造りです。(自社畑;25ヘクタール)
“SON RIESLING S’ELEVE A L’EST=彼のリースリングは東で輝く”
2003年度「レ・ヴュー・ド・ヴァン」が選ぶアルザス最高の造り手としてcoup de coeurに選ばれました!
ドメーヌ・リーフレ クレマン・ダルザス NV スパークリングワイン
ピノ・ブラン100%。
「クレマン・ダルザス」をご存知ですか?
気品のある、アルザス地方のスパークリング・ワイン、日本でも、多くのレストランで採用の人気ワインです。
爽やかな素晴らしい香り、繊細な泡立ちのスパークリング・ワイン。
爽やかな旨味と辛味のバランスが良く、上品で気品のある味わいです。
食前酒からお魚料理に、シンプルな野菜のグリルやオイル系パスタにも!
ドメーヌ・リーフレ クレマン・ダルザス ロゼ NV スパークリングワイン
気品のある、アルザス地方のスパークリング・ワイン、日本でも、多くのレストランで採用の人気ワインです。
やさしいイチゴや杏の香り、繊細な泡立ちのスパークリング・ワイン。
チャーミングでピュアな味わい、バランスが抜群です。 食前酒からお魚料理、ソテーやグリルに。
ドメーヌ・リーフレ リースリング
美しいグリーン・イエローが輝かしい色合い。
柑橘系のフルーティーな香りと、ときにミネラルを含んだ白い花の香り。
さわやかな酸味があとから追いかけてまいります。
ほのかに甘味を感じる、やさしく芳しい香りの辛口ワイン。さまざまなお食事にマッチします!
ドメーヌ・リーフレ リースリング グランクリュ スタイナート
グランクリュ・スタイナート畑。おもわずほほえんでしまう、香りたつリースリング。
上品で、酸味がきちっとしていて、これはこたえられない素晴らしい仕上がりです。
ミネラリーで緻密な味わいは、味にうるさい世界のアルザス愛好家の評価が非常に高い逸品です。》
※《》内はインポーター資料より
https://hasumi-wine-shop.jp/SHOP/41833/41834/list.html
https://www.hasumi-wine.co.jp/winery/39.html
生産者の情報
https://hasumi-wine-shop.jp/SHOP/41833/41834/list.html
https://www.hasumi-wine.co.jp/winery/39.html
名称 | ドメーヌ・リーフレ リースリング グランクリュ スタイナート |
英字表記 | Domaine Rieflé Riesling Grand Cru Steinert |
生産者 | ドメーヌ・リーフレ/Domaine Rieflé |
国・産地 | フランス・アルザス |
セパージュ【葡萄の品種】 | リースリング100% |
ビンテージ【葡萄の収穫年】 | 2016 |
タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】 | 白 |
STポイント※1 | 90 |
クラス※2 | スペシャルクラス |
抜栓 | 202011 |