龍、beyond/Ronn-TEN beyond 〜おすすめワインリスト番外編3〜

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今回番外編3としておすすめするのはこちら。

麦焼酎の最高峰。昔作られていた銘柄を復刻させたもの。旧式の製法で醸す必要があるため、現在は稼働していない「河内式蒸留機」を復活させて作られています。

原料は愛媛県産はだか麦、麹菌は河内菌 白麹、酵母は宮崎MK-021を使用しています。

愛媛県産はだか麦のポテンシャルを最大限に引き出す為、無濾過で仕上げられています。

豊かで品のある柔らかな麦の香り。味わいは自然な麦の旨みに溢れ、麦焼酎特有のメタリックで硬質なニュアンスはしっかりとありつつも、豊かさと柔らかさも感じられる素晴らしい焼酎です。余韻にはほのかな甘みも感じられます。

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龍._2
龍、_2

特徴的な身体意識は、複数のサイド・センター(側軸)、中丹田、温球、心田・心田流、ウォールなど。

トップ・センターはあまり感じられませんが、その代わりに複数のサイド・センター(側軸)が形成されています。天性のクオリティを持つ第2側軸と第3側軸、しっかりとしたクオリティを持つ第1側軸と第2側軸という計8本の側軸があり、麦焼酎特有のしっかりとした縦系の構造感を生み出しつつも、味わいへすっきりとした印象も与えています。

中丹田は三重構造になっており、充実感のある中心と、縦方向に伸びてこみ上げてくる旨みを感じさせています。その周りに大きな温球も形成されており、心田・心田流と併せて、豊かさや柔らかさを生み出しています。

体幹部に沿うように、しっかりとしたクオリティを持つウォールも形成されています。味わいへスケールの大きさとストラクチャを創りつつも、ある種のしなやかさも生み出しています。

BA_龍.
BA_龍、

このように身体意識から観ると、味わいから受ける印象通り、ストラクチャの強さと豊かさ、柔らかさを併せ持っています。さらに、すっきり感としなやかさを生む身体意識が形成されていることにより、料理との相性も良いことが分かります。あえてトップ・センターが強くないことで身体意識に隙間を持たせ、料理とのマリアージュを可能にしているとも言えそうです。焼酎に偏見のある方やウイスキーが好きな方は、ぜひこの「龍、(ろんてん) beyond」をお試しください。お勧めの一本です。

高岡師範もこの「龍、」はとても気に入られており、水割りやストレートでよく楽しまれています。

焼酎といえば、以前の記事『異なるワインをブレンドする「ワイン同士のマリアージュ」』の最後に触れた焼酎のブレンドについて、高岡師範から教えていただいた具体例を挙げてみます。

ブレンドの仕方にはいろいろありますが、三種の異なる原料(麦・芋・米)の焼酎をブレンドすると美味いしくなります。この時、ブレンドする各比率は使用する焼酎により異なります。

今回取り上げた麦焼酎「龍、beyond」とブレンドした例としては、
元祖プレミア焼酎「伊佐美」(さつまいも・黒麹)

常に高評価を受ける日本酒「十四代」の高木酒造が作る純米焼酎「十四代」

という計三種。それぞれ単体で飲んでも素晴らしく美味しい焼酎ですが、それをあえてブレンドしてしまうところが既存の概念に囚われない我々の探究心です笑

龍._伊佐美_十四代
龍、_伊佐美_十四代

この場合のブレンド比率は1/3づつがベストです。上手く噛み合う比率でブレンドすると、それぞれの焼酎が持つ良さを併せ持ちながら、単純に混ぜただけでは想像出来ないような素晴らしい味わいへ激変します。

身体意識の観点から伝統的な飲み方、ポテンシャルを引き出し切るような飲み方を踏まえつつも、このように革新的な飲み方を提案していくのも本サイトの担う役割と思っています。

一般的な味わいなどの詳細は、生産者WEBサイトより抜粋します。

酒蔵王手門は、創業明治28年。
120年余年焼酎醸造を行う老舗の蔵元です。代表銘柄は「銀滴」。
かつては、昭和天皇がご来県された際に”献上酒”として選ばれた銘酒でもあります。
現在は、小松山系の水が湧き出る緑豊かな山々に囲まれた宮崎県日南市北郷町で新たな伝統を育んでいます。

酒蔵王手門の歴史
創業明治28年。120余年旧飫肥藩伊東氏五万一千石の城下町として栄え九州の小京都と呼ばれる飫肥にて焼酎醸造を行う老舗の蔵元です。代表銘柄は「銀滴(ぎんてき)」。
蒸留時に最初に垂れてくる初留“はなたれ”がつやつやと輝き、まるで宝石(銀)のように垂れてくる滴を見て感動した当時の創業者により「銀滴」と名付けられました。

かつては、昭和天皇がご来県された際に“献上酒”として選ばれた銘酒でもあります。
現在は、住み慣れた飫肥からさらなる焼酎造りに適した環境を求め、平成17年に隣町の北郷町に移転しました。
小松山系の水が湧き出る緑豊かな山々に囲まれ、農業を主力としたこの町で新たな伝統を育んでいます。

酒蔵王手門のこだわり
酒蔵王手門の焼酎づくりには、「妥協」の二文字はありません。
美味しい焼酎をつくり、皆様に喜んで飲んでいただく為だけに集中し、「理想・発想・情熱」更に、「 制法・技法」を駆使し、究極の焼酎づくりを目指しているからです。

~素材へのこだわり~
素材といっても、全てにおいて国産が優れているわけではありません。
商品の持つ特徴や味わいに適した原料(芋・米・麦など)が存在し、その焼酎にとっての“大切な部分”を見極めてこそ「素材を活かし、味わいをより良いものへと進化させる」ことに繋がります。

~酒づくりのこだわり~
当蔵の焼酎づくりの理念に「焼酎は麹や酵母にいる微生物の恩恵」とあります。
酒づくりは人が行うもではなく、あくまで微生物が自ら発酵熟成するのを手助けするにすぎないからです。
特に、もろみにストレスを与えないよう微生物の動きを巧みに読み、蔵人が心を込めてもろみに「櫂入れ」を行うことで旨味がグッと凝縮されます。

様々な技法・原料でつくられる焼酎にもある共通点があります。
「緊張感を保ちつつ、楽しみながらつくり込む」という先人の言葉にもあるように、
蔵人一人一人が心踊らせながら、お客様の「美味しい」を日々想像し焼酎づくりに励んでいます。

龍、beyond
原料を“豪州産麦”から愛媛県産“はだか麦”に転換し味わい香り共に優雅な芳醇さを追求しています。

酵母は“平成宮崎酵母(C-40)”から“宮崎酵母(MK021)”を採用し、あえて高温発酵を促し麦の旨味・甘みを最大限引き出しました。

種麹菌は“河内菌 白麹”を使用しました。
当時の製法を遵守する為に「河内式蒸留機」を復活させ謹製しました。

蒸留方法 常圧蒸留
度数 25度

※《》内は生産者WEBサイトより
http://ohtemon.jp/mugi.html

生産者の情報
http://ohtemon.jp/mugi.html

名称 龍、beyond
英字表記 Ronn-TEN beyond
生産者 王手門酒造
国・産地 日本・宮崎県・日南市
セパージュ【品種】 愛媛県産はだか麦
ビンテージ【収穫年】 NV
タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】 麦焼酎
STポイント※1 87
クラス※2 レギュラークラス
抜栓 2019/07
※1
本サイト責任者による評価。身体意識のレベルを中心に、香り・味わい・ポテンシャル・コストなどから算出。最大100ポイント。
※2
価格帯により分類
レギュラークラス3000円未満
ハイクラス6000円未満
スペシャルクラス1万円未満
プレミアムクラス1万円以上
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