プレディカドール ティント ボデガ・コンタドール/Predicador Tinto Bodega Contador 〜おすすめワインリスト〜

プレディカドール ティント ボデガ・コンタドール2010

今回おすすめするワインはこちら。

以前ご紹介させて頂いた、スペイン白ワイン界の頂点「ケ ボニート カカレアバ/Qué bonito cacareaba」の造り手が手掛ける一本。イギリス王室の晩餐会でサーブされたこともあります。

このワインのフラグシップである「コンタドール/contador」はパーカーポイントで2004年、2005年と2年連続満点を成し遂げた伝説のワイン。2年連続満点獲得はこのコンタドールだけの快挙だそうです。

その造り手であるベンハミン・ロメオが、テロワールの異なる10以上の畑からセレクトして造られたのがこのプレディカドールです。

スペインの全ての星付きレストランにオンリストされているワインだけあって、料理とのマリアージュも素晴らしく、多彩な料理と合わせることができます。

スポンサーリンク

ブラックベリーなどの黒系果実、ヴァニラや甘みを伴うスパイスのニュアンス。味わいは、気品ある果実味と滑らかなタンニンが感じられると同時に、フレッシュ感もあります。余韻も品良く続くため飲み飽きしません。思わずもう一本開けてしまいそうになります笑
今後のポテンシャルを感じさせる、非常に洗練された印象のワインです。

プレディカドール ティント ボデガ・コンタドール2010_1
プレディカドール ティント ボデガ・コンタドール2010_1
プレディカドール ティント ボデガ・コンタドール2010_2
プレディカドール ティント ボデガ・コンタドール2010_2

特徴的な身体意識は、センター(細径軸・中径軸・大径軸)、中丹田、温球、肩包面、天地から流れる天性のクオリティなと。

センターは天性のクオリティを持ち、大径軸は弱いのですが細径軸と中径軸は通っており、全体としては3層構造になっています。大径軸がもっと強ければ圧倒的な存在感を持つようになるのですが、それが弱い分、少し控えめな印象があります。おそらくフラグシップの「コンタドール/contador」は明確に大径軸が形成されていると思います。白ワインの「ケ ボニート カカレアバ/Qué bonito cacareaba」も大径軸が発達していました。

中丹田は少なくとも三重構造になっており、強力です。その両脇に縦長の温球が形成されており、温かな存在に包まれているかのような状態になっています。そして、地下からは中丹田へ直接、熱性の身体意識の流れが入ってきており、中丹田へエネルギーを供給しています。これもかなり強力な流れです。白ワインのケ ボニート カカレアバは太陽からエネルギーを貰っている印象でしたが、それとは異なります。畑や土地の影響でしょうか。

これらの強い熱性・温性のエネルギーが入ってきているため、このままでは飲むと上気してボーッとしてくる可能性もあるのですが、そうならないように天性のクオリティを持つ大きな肩包面が形成されています。この肩包面は飲んだ時に感じられるスケールの大きさも創り出しています。

さらに、天地の高く深いところから、清々しい天性のクオリティを持つ身体意識の流れが中丹田に向かって入っていきています。これも、中丹田のエネルギーが暴発しないように働いており、流動感のある気品を生み出しています。

BA_プレディカドール ティント ボデガ・コンタドール
BA_プレディカドール ティント ボデガ・コンタドール

このように身体意識から観ると、少し控えめな存在感ながらも、強力な中丹田が味わいへ充実感を与え、天性のクオリティと熱性のクオリティの流れが織り成す流動感が飲み飽きさせない魅力を生み出しています。料理とも合わせやすい素晴らしいワインですので、ぜひお試しください。

この造り手のワインはどのワインもお勧めですが、フラグシップである
コンタドール/contador

そのセカンドワインである
ラ・クエバ・デル・コンタドールLa cueva del contador

そして、このプレディカドールの白ワインで
ケ ボニート カカレアバ /Qué bonito cacareaba」の弟分である
プレディカドール・ブランコ/PREDICADOR BLANCO
がお勧めです。

どのワインも料理とのマリアージュが素晴らしいので、ぜひ食事と一緒にお楽しみください。

ケ ボニート カカレアバ ボデガ・コンタドール/Qué bonito cacareaba Bodega contador 〜おすすめワインリスト〜

 

一般的な味わいなどの詳細は、インポーター資料より抜粋します。

ベンハミン・ロメオのワインは「自然派ワイン・ビオワイン」です

•ブドウ畑に使用する肥料・農薬は化学的なものは一切使わず、土に帰る「生物分解性の自然のもの」のみの素材や堆肥を使用しています。

•「ビオディナミ農法」を行っています。

•ブドウの剪定や耕転のタイミングなどは、月の動きに従って実施。月齢カレンダーに従った作業を非常に大事にしており、気温や降水なども考慮して耕転しています。

•全てのブドウの発酵は、ブドウの周りに付いている天然酵母により発酵、フレンチオークのフードル樽で行っています。

•SO2(亜硫酸塩)は、醸造中は一切添加せず、ボトリング時に微量添加しているだけです。 (EUのオーガニック規定値内で添加しています。ちなみにその規定によると、亜硫酸塩の最大許容量は赤ワインで1リットル当たり100mg以内、白ワインとロゼワインには1リットル当たり150mg以内です。)

•発酵時に出る二酸化炭素を「天然の酸化防止剤」として利用しています。

•ワインに衝撃を与えることを最小限にするために大切に扱い、ポンプは一切使用しない重力フロー設計を用い、その重力も最低限にしてあります。発酵後にフレンチオーク小樽で行う「二次発酵(マロラクティック発酵・MLF)」へのワインの輸送は、傾斜2%というチューブを通して、静かにゆっくりと移すほどです。これは発酵時に生成され、ワイン中に溶け込んだ二酸化炭素が、できるだけ飛ばないようにするためですが、この二酸化炭素が、後の1年半に及ぶ樽熟成中の「天然の酸化防止剤」の役割を果たしてくれるのです。

「自然派ワインにこだわっているのではなく、中身(ワイン)の味にこだわった結果、このような作り方になったんだ。全ての工程は、ブドウ・ワインへの愛情・情熱のため。人の手はできるだけ加えず、過度な抽出などは必要なく、そっと扱い、ブドウ自身が表現してくれることを大事にしているのさ」
ベンハミン・ロメオ

——

「選ばれた人」だけでなく「万人」が楽しめる「エコノミーな極上ワイン」造りに、ベンハミンが果敢に挑んだ傑作!!
「プレディカドールPredicador」の名は、映画「ペイル・ライダー」の主人公であるプレディカドールPredicador(スペイン語で訓戒者の意味)に由来しています。 クリント・イーストウッド扮する勧善懲悪のプレディカドールPredicadorが、ことごとく悪をくじいてゆく姿に自らのミッションを重ねたもの。ラベルに描かれている帽子は、プレディカドールPredicadorが劇中で被っていた、いわばシンボルマークです。
ワイン「プレディカドールPredicador」は、イギリス王室の晩餐会でサーブされたことでも有名です。

【イギリス王室の晩餐会でサーブされたベンハミンロメオBenjamin Romeoの力作プレミアムワイン♪】
やわらかい酸と甘いタンニンのバランスがワインにポテンシャルと持続性を与え、食事と一緒に楽しむにふさわしい赤ワインに仕上がっています。「口当たりにボリューム感、フレッシュ感がありバランスが完璧なワイン」とベンハミン・ロメオ。2012年ビンテージはとても良い年で、プレディカドールの中でもボディがしっかりしていて、バランスの良いふくよかな果実味が口の中で広がります。今が飲み頃のワインです。

アルコール度14.5%
PH 3.72
生産本数90,000本

リオハはサン・ビセンテ・デ・ラ・ソンシエラ村に「ボデガ・コンタドールBodega Contador」のボデガがあり、それを取り囲むように彼のブドウ畑があります。様々な優れた畑を求めて、約60程あるブドウ畑の中で、一番数多くの畑のブドウを使っているのがプレディカドール・ティントPredicador Tintoです。
ベンハミン・ロメオBenjamin Romeoはこのことを、「世界中で一番僕のファンが多いワインが、このプレディカドール・ティントPredicador Tintoだよ!優れたワインに育つようにこうやっているのさ」と語っています。 ベンハミンはその畑を全て自身で回り、リオハで一番のブドウ畑にするべく、スタッフ総出で毎日手入れをしています。良いワインを造るには良いブドウ、そして良い畑が欠かせません。
さまざまなブドウの実は、異なった地形の異なった地質のブドウ畑で、異なったミネラル、アロマなどをビオディナミにより葡萄に取り込むことができるのです。 「年数が経つにつれてより複雑味が増し美味しくなるように地質や気候などのテロワールの違う畑から選りすぐりの赤ブドウを合わせて造っているのさ」とベンハミンBenjamin。彼のワインは、熟成が増すごとに、より複雑味を増して開花していくことになります。

——

2012のベンディミア(ブドウの収穫)前に、ベンハミンがどういった処置をするのか非常に興味があった僕は、サン・ビセンテ・デ・ラ・ソンシエラ村に飛びました。 するとどうでしょう!?あちこちのブドウ畑でいまかいまかと収穫を待っているブドウ畑には、人が何処もいなく閑散としているのです。 しかしベンハミンBenjaminの畑だけは違いました。彼のスタッフ達は、もくもくとプレベンディミアをやっていました。
プレベンディミアとは、ベンディミア前に不要なブドウを房ごと落として、 収穫するブドウに果実味を凝縮させ円熟味を増すためにやる剪定(せんてい)のことです。彼のブドウ畑の地面を見ると、干し葡萄になった葡萄の房があちこちに、、、。何度も何度もプレベンディミアをやっているんですね。
彼(ベンハミンBenjamin)曰く、「今年は、僕がワインを作り始めてからもっとも厳しい年。だからこそ、今まで何をやってきたかの真価が問われるんだ。」 彼は、自分のブドウ畑の「干ばつで出来が良くない畑の葡萄」をリオハの大きなワインメーカーに販売し、かわりに出来の良い畑を数ヶ月前から購入し、ベンディミアにあうように畑の手入れをして、プレベンディミアをして完璧な状態にもっていくと意気込んでいました。(後日談ですが、彼が使えないので売ったブドウは、買った側(大手ワインメーカー)は大変良いブドウで良い買い物をした!と喜んでいたそうです。) そしてこれはさらに数年後の後日談ですが、2012年のコンタドールcontadorは、ペニンガイド上でスペインの名だたるワインを抑えてNo.1になったのです。

——

田崎真也氏のティスティングコメント
色調は紫を残した濃いガーネット。香りは凝縮感を含み、ブラックチェリーやブラックベリーのコンポートやロースト香、ヴァニラを含む甘苦系スパイスや土、ほのかな樹脂などの香りが調和。まろやかで膨らみのある果実味が広がり、タンニンはなめらかで成熟度の高さが感じられる。余韻にも果実のフレイヴァーが長く続く。

テイスティング
色:輝きのあるピコタ(ビガロー種のサクランボ)の紅色がとても濃いです。

香り:種々のスパイスやハーブ、ミネラルなど、偉大な複雑性を持つ、繊細なオークと赤・黒のベリー香が際立っています。

味:ボリュームある熟した果実のフレッシュさが口いっぱいに広がります。バランスの良い酸と甘いタンニンのバランスが、ワインにポテンシャルと持続性を与えています。とても洗練されていて、繊細で、心地良い味わいが長く続きます。

ぶどうの剪定
サン・ビセンテ・デ・ラ・ソンシエラにある計12の畑からセレクトしています。いずれも樹齢20~35年の若樹。最終的にベンハミンが「プレディカドール2012」に要求し、かつ保証できるクオリティレベルまで引き上げるため、プレ・ベンディミア中に各芽に対して1つの房のみ残すという方法をとりました。 これにより、果熟期最後のブドウ濃縮レベルとバランス調整がみごとに成功しています。

ワインに合う料理 つまみ
ハモン・イベリコ、熟成の長いセラーノ、イベリコ豚のサラミ系、イベリコ豚のステーキ、和牛すき焼き、牛ほほ肉の赤ワイン煮、和牛モモ肉のロースト、ピジョンのロースト、シャラン鴨フィレ、シャラン鴨コンフィ、ホロホロコンフィ、カイユ、蝦夷鹿、馬刺しのカルパッチョ、焼き鳥(タレ)、ラムのロースト、黒豚トンカツ、パエリア

何日間飲める?
開封後バキュバンなどで真空しながら1ヶ月程楽しめます。

ワイングラスの形状
大きめのブルゴーニュグラス

醸造
樽タイプ: 一度使用したフレンチオーク樽
発酵: オーク槽とステンレス槽
圧搾: しない
清澄(オリ下げ処理): しない
樽熟: 15ヶ月
濾過: する
除梗: する

プレディカドール・ティントは、ベンハミンロメオがある意味「最も力を入れているワイン」と言っても過言ではありません。
その理由として、プレディカドール・ティントはベンハミンのボデガ・コンタドールで最も生産量の多いワインです。そして、スペインの星付きレストランの全てにオンリストされているワインでもあり、全世界に沢山のファンがいるワインでもあります。
それゆえに、このワインの質を保ちつつ、よりレベルを上げることが、彼の他の(より高価なワイン)ワインの質を上げファンを作り、そして販売を促進し、ひいては彼の全体のワインの評価を押し上げることに繋がることを十分理解しているからです。
彼はそのために毎年毎年、このプレディカドール・ティントのポテンシャルを上げることに全身全霊を傾けてきました。
彼は、リオハでは最高のテンプラニーリョが育つ「アラベサ地区のサン・ビセンテ・デ・ラ・ソンシエラ村」で20くらいのブドウ畑を持っていましたが、その後次々に優れた畑を手に入れ、今では60以上のブドウ畑を持つにいたっています。その畑を全て彼自身で回り、リオハで一番のブドウ畑にするべく、スタッフ総出で毎日手入れをしています。
さまざまな優れた畑は、異なった地形の異なった地質のブドウ畑で、より複雑なミネラル、アロマなどをビオディナミにより葡萄に取り込むことがでできます。 彼のワインは、熟成が増すごとに、より複雑味を増して開花していくことになるのです。
プレディカドール・ティントは、「彼の全身全霊を傾けた原型の基本ワイン」としてこれからも君臨するワインであると思います!

プレディカドール・ティント(赤)はダビッド・セイハス氏(スペイン・ベスト・ソムリエに輝いた三ツ星レストラン・エルブジのソムリエ)の著書【110 VINOS PARA EL2010】で素晴らしいワインのひとつとして紹介されています。
また、ダビッド・セイハス氏 一番のお気に入りはボルドーでもなくブルゴーニュでもなく、ベンハミン・ロメオの【ケ・ボニート・カカレアバ(白)】というのも有名な話です。

※《》内はインポーター資料より
https://www.gourmet-world.co.jp/shopping/?page=product&prod=2894

https://www.gourmet-world.co.jp/shopping/?page=staticpage&static=BE000

生産者の情報
https://www.gourmet-world.co.jp/shopping/?page=product&prod=2894

https://www.gourmet-world.co.jp/shopping/?page=staticpage&static=BE000

 

名称 プレディカドール ティント ボデガ・コンタドール
英字表記
Predicador Tinto Bodega Contador
生産者 ボデガ・コンタドール
国・産地
スペイン・リオハ
セパージュ【葡萄の品種】
テンプラニーリョ93%、ガルナッチャ7%
ビンテージ【葡萄の収穫年】 2010
タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】
STポイント※1 88
クラス※2 ハイクラス
抜栓 2019/11
※1
本サイト責任者による評価。身体意識のレベルを中心に、香り・味わい・ポテンシャル・コストなどから算出。最大100ポイント。
※2
価格帯により分類
レギュラークラス3000円未満
ハイクラス6000円未満
スペシャルクラス1万円未満
プレミアムクラス1万円以上
先頭に戻る