今回おすすめするワインはこちら。
オーストラリア屈指のワイナリーである「トルブレック/TORBRECK」を立ち上げ、パーカーポイントで100点満点を4回、99点を9回、98点を15回獲得しているデヴィッド・パウエルが原点回帰して2013年に新たに立ち上げたワイナリーの一本。
人の手による干渉を最小限に抑えた伝統的な醸造手法によって造られています。
創立者、醸造家であるデヴィッド・パウエルは南仏ローヌの有名生産者、ポール・ジャブレ・ エネやジャン・ルイ・シャーヴなどに刺激を受け、独学でワイン醸造を学び、天性の感覚と鋭い洞察力で高いポテンシャルを持つ葡萄畑を見付け出し、葡萄を育て、理想とするワインを作りあげていく手腕の持ち主です。息子であるカラム・パウエルと共に素晴らしいワインを生み出しています。
デヴィッド・パウエルはワイン評論家であるロバート・パーカーから、「間違いなく世界で最も素晴しいワインの造り手の一人である」と称賛を受けています。
有機栽培もしくはビオディナミを採用。畑では馬を使い、収穫は手積み。このリヴァーサイド GMSは使用する3品種を大樽で12カ月熟成し、瓶詰前にブレンドします。
ダークチェリーなどの黒系果実の香り、煙のようなニュアンス。気取ることのない華やかさが感じられます。味わいは、充実感のあるベリー系の果実味があり、タンニンもきめ細やか。強さときめ細やかさを併せ持つバランスの良さが特徴で、テロワールがよく反映された味わいです。美しい酸があり、余韻もエレガントに続きます。
特徴的な身体意識は、センター(細径軸・中径軸)、サイド・センター(側軸)、中丹田、温球、心田・心田流、両肩のガイアのクオリティなど。
天性のクオリティを持つセンターは、細径軸(第3軸)が下から胸の高さまで通っています。また、中径軸は第2軸の位置、天から胸の高さまで通っています。これらはワインに気品を与えています。
中丹田は二重構造であり、中程度の大きさのものと大きなものが形成されています。大きなものは温性のクオリティを持っています。
背中側には温球も形成されており、安心感と落ち着きを与えてくれます。
大きな心田とそこへ入ってくる繊細な心田流があり、力強さとエレガントさ、という2つの要素を創り出しています。
胸から腰の高さまで、第2側軸が薄っすらと通っており、品格とテロワールを感じさせます。
心田・心田流の上部、両肩辺りにガイアのクオリティを持つ球状の身体意識が形成されており、そこへ天性のクオリティを持つ身体意識が縦に入ってきています。
これらは肩の力が抜けたような気取ることのない味わいを作り出しており、鉄分が豊富な粘土質土壌から来る重厚感を和らげる働きもあります。
このように身体意識から観てもバランスが良く、コストパフォーマンスの高い一本と言えます。華やかでも気取らない、素敵なワインですね。
この造り手ワインはどれも美味しいですが、バロッサ・ヴァレーの樹齢120年の古樹から造られたフラグシップワインの1つである
シュタイナー シラーズ/Steinert Shiraz
はぜひ飲んでみたい一本です。
また、
レイケル・エデン・ヴァレー・シラーズ/Loechal Eden Valley Shiraz
も、まだ無名なエデン・ヴァレーの卓越したテロワールを世界的に認知させたいという想いが伝わってくる、おすすめのワインです。
一般的な味わいなどの詳細は、インポーター資料より抜粋します。
《樹齢50年以上の単一畑にフォーカス
トルブレック設立から20年。数々の伝説を打ち立てたデヴィッド・パウエルが2013年に古巣を去り、息子カラムと新たなプロジェクトを始めた。「パウエル&サン」。シンプルな名前から、バロッサ・ヴァレーの歴史を塗り替えた大男の意気込みが感じられる。親子の狙いは樹齢50から120年の古木の単一畑を探し出して、畑の個性を表現したワインを造ること。その狙いは早くも達成され、ワイン・アドヴォケートを初めとする世界の評論家を打ちのめしている。
冷涼なエデン・ヴァレーのエレガンス
今回のベンチャー事業で注目すべきはエデン・ヴァレーからリースリングとシラーズを生産していること。バロッサ・ヴァレーはカリフォルニアのナパヴァレーに相当する有名産地だが、エデン・ヴァレーはそれほど有名ではない。まだ開拓されていない畑が残っている。温暖化が進む中でバロッサより涼しいのも利点だ。「バロッサ&エデン・ヴァレー・シラーズ」や「レイケル・エデン・ヴァレー・シラーズ」は力強さと優雅さが入り混じった新境地をうかがわせる。ドミニク・ローランの新樽で熟成したフラッグシップの一つ「クレー・マラナンガ・シラーズ2016」はパーカーポイント98点。
「卓越した優美さとエレガンスをたたえている」と評された。
有機栽培か、ビオディナミのブドウを使い、剪定から畑の手入れまですべてを親子の手で行っている。小樽、フードル、パンチョンを組み合わせて醸造し、豊満な果実とフレッシュ感のバランスをとっている。トルブレック時代から、実は白ワイン造りの名手でもあったが、樹齢90年の樹から造る「エデン・ヴァレー・リースリング」を飲めば、パウエルが赤も白もうまくこなす非凡なワインメーカーだということはよくわかるだろう。伝説の第二章が幕をあけた。》
※《》内はインポーター資料より
http://www.millesimes.co.jp/download/index.shtml
生産者の情報
http://www.millesimes.co.jp/download/index.shtml
名称 | パウエル&サン・リヴァーサイド GMS |
英字表記 |
Powell&Son Riverside Grenache Mataro Shiraz
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生産者 | パウエル&サン |
国・産地 |
オーストラリア・南オーストラリア州・バロッサ ヴァレー
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セパージュ【葡萄の品種】 |
グルナッシュ70%、マタロ(ムール ヴェードル)20%、シラーズ10%
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ビンテージ【葡萄の収穫年】 | 2016 |
タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】 | 赤 |
STポイント※1 | 85 |
クラス※2 | レギュラークラス |
抜栓 | 2019/08 |