今回おすすめするワインはこちら。
「ボルドーで最も深遠なワイン」と評される「シャトー・シュヴァル・ブラン/Chateau Cheval Blanc」の伝統を受け継ぐ一本。
2010年より有機栽培を開始。収穫は全て手詰み、選果も手作業で行なっています。
この「フルコー ローサック」は葡萄の出来が良い年のみに造られる上級キュベであり、品格と重厚さを持つ素晴らしいワインです。料理との相性もよく、合わせる料理へ品格を与えてくれます。
黒系果実の香り、カカオのニュアンス。味わいはしっかりと熟した果実味と滑らかなタンニンからくるチョコレートのニュアンスがあります。落ち着きと緻密さがあり、品格を感じさせます。飲み飽きない美味しさがあり、余韻も長く深みがあります。
特徴的な身体意識は、センター(細径軸・中径軸・大径軸)、サイドセンター(側軸)、中丹田、温球、下丹田、転子、肩包面、心田・心田流、流舟、仙、腹赤、大地と繋がる身体意識など。
センターは天性のクオリティを持ち、細径軸・中径軸は天地に抜け通っています。大径軸は天から腰下まで通っています。これらは最もワインに品格を与えている身体意識です。
サイドセンターはセンター同様に天性のクオリティを持ち、転子の少し上から深いところまで通っています。このサイドセンターもワインの品格を生み出しています。
中丹田は二重構造になっており、ボルドーワインの中では大きく強い構造です。その下には満足感を生み出す「腹赤」という身体意識も形成されており、中丹田と合わせてかなりの充実感、満足感を与えてくれます。
下方へのモビリティを伴いながら下丹田が強く形成されており、そこへ重なるように大地と繋がる意識も形成されています。深い落ち着きを感じさせ、長い余韻にも影響を与えています。
肩包面は天性、重性、温性という3種のクオリティのものが重なるように形成されており、下方へ向かい柔らかく重みが落ちていくような感じがあります。これはタンニンから来るチョコのようなニュアンスを生んでいます。重なるように形成された3種のクオリティは飲み飽きさせない効果もあります。
天性のクオリティを持つ心田・心田流が形成されており、涼やかな気持ちよさを生み出しています。
強い下丹田とバランスを取るように、仙骨にはしっかりとした「仙」という身体意識が形成されており、そこへ裏側から重性のクオリティを持つ「流舟」が入ってきています。浮き足立つことなく、前へ進んで行くことができる身体意識です。2010年から有機栽培へ切り替えていますが、造り手にこれらの身体意識が揃っていることで味わいを損なうことなく、よい影響のみ与えられたのだと思います。それがワインの身体意識へ反映されたものでしょう。伝統あるボルドーワインに相応しい革新の仕方ですね。
全体として歴史から来る品格と重み、停滞しない力強さを感じさせる身体意識です。
この価格帯ではあり得ないような素晴らしい身体意識ですので、ぜひ飲んで頂きたい一本です。
一般的な味わいなどの詳細は、インポーター資料より抜粋します。
《有機栽培に切り替えた、繊細で上品な
サンテミリオン・グラン・クリュ
サンテミリオン・グラン・クリュに格付けされているこのシャトーの記録は、1868年にエドゥアルド・フェレによって改訂された「コックス」第二版に記されている。
当時は6〜10樽ほどの生産量だったようだが、その後、徐々に敷地を増やしていき、1954年には今と同じ合計6.09ヘクタールの畑に拡大した。
アンリ&クロード・ド・ラバール夫妻がシャトー・ラ・プラニョット・ベルヴューを1990年に購入。
妻クロード(旧姓フルコー・ローサック)は、当時はまだシャトー・シュヴァル・ブランの共同経営者だった。
そして、現在の当主でありアンリとクロードの息子アルノー・ド・ラバールが、栽培醸造学を修めた後1996年からシャトーの運営に参画した。
アルノーの妻ヴィルジニーは醸造家でもあり、共にワイン造りを行っている。
6.09ヘクタールの畑のうち、主に5.4ヘクタールが「シャトー・ラプラニョット・ベルヴュー」に使われる。
メルロ70%、カベルネ・フラン30%で、平均樹齢は32年。ヘクタールあたり6000株の植樹で、土壌は砂の多い粘土、下層土は鉄分を多く含む粘土層で砂は少ない。
畑はほぼアルノーが一人で担当しており、1株に多くて7房が実るようにするが、必要に応じてグリーンハーヴェストで房を落とす。
2010年より有機栽培を開始し、2012年産からビオの認証ラベルの表示が予定されている。
その効果として感じているのは、ブドウがより健全に育っている様子が手に取るようにわかること、ワインに土地の特徴がより表現でき、ピュアになってきていることだ。
収穫はすべて手摘みで行い、畑においても醸造所へ到着してからも、手作業により厳しく選果をする。
温度が一定なコンクリートタンクにて醸造し、キュヴェゾンは合計で20-25日マセレーション。マロラクティックは温度コントロールが出来るステンレスタンクで行う。
樽熟成は12ヶ月間、新樽は約25%で残りは1年から2年使用のもの。
「シャトー・ラプラニョット・ベルヴュー」は、繊細で上品な仕上がりで、タンニンもとても細やか。
ちなみに、良いヴィンテージのみ造られる上級キュヴェ「ラ・プラニョット」(2011年産からFourcaud Laussacフルコー・ローサックとしてリリース)は0.6ヘクタールの樹齢40-45年のメルロ80%、カベルネ・フラン20%から造られる。発酵はステンレスタンクで行い、マロラクティックは樽にて。熟成は新樽のみで18ヶ月間となる。
こちらは凝縮した、力強く重厚なスタイルとなる。
フルコー ローサック/Fourcaud Laussac
2010年までラ・プラニョットと呼ばれていた上級キュヴェ。スタンダードのラプラニョット・ベルビューよりも緻密な構造をもち、完熟した黒い果実に香ばしいビターチョコレートのフレーバー。まろやかながらストラクチャーはしっかりとしており、深く長い余韻が続く。》
※《》内はインポーター資料より
https://order.luc-corp.co.jp/shop/m/m10409611/
https://order.luc-corp.co.jp/shop/g/g10409611505/
生産者の情報
https://order.luc-corp.co.jp/shop/m/m10409611/
名称 |
フルコー ローサック
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英字表記 |
Fourcaud Laussac Chateau Laplagnotte Bellvue
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生産者 | シャトー ラプラニョット ベルヴュー |
国・産地 | フランス・ボルドー・AOCサンテミリオン グラン クリュ |
セパージュ【葡萄の品種】 |
メルロ80%、カベルネ・フラン20%
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ビンテージ【葡萄の収穫年】 | 2015 |
タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】 |
赤
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STポイント※1 | 90 |
クラス※2 | ハイクラス |
抜栓 | 201908 |