【連載】タイトル未定 vol,020 日本ワインの歴史〜その2〜、今日のワイン「rindo~2016年~」

こんばんは、管理人です。

 

 

〜〜はじめに〜〜

米国トランプ政権が、対中制裁関税の第4弾を発動したようです。さらに今年12月にも追加関税を発表しました。

米中貿易摩擦が止まりませんね。日本で一般消費者がダイレクトに心配事があったとしたら、HUAWEI製スマートフォンを使っていた人ではないでしょうか。GoogleがHUAWEIに対してアンドロイドソフトの供給を一時止めると言うことで話題になりました。つまりHUAWEI製のスマートフォンではGoogleマップなど、Googleが提供しているサービスが一部使えないと言うことですね。

 

そもそも、この米中貿易摩擦は中国の経済発展と、米国の貿易赤字がリンクされてトランプ政権が関税処置を取ったことが発端のようですね。中国という世界的にも経済発展をしている、波に乗っている国に対して、ストップをかけているように見えます。出る杭は打たれるという風に見えますよね。

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まだ詳しいことを調べた訳ではないですが、この貿易摩擦は今後も続きそうな予感がします。

ちなみに参考にした主な情報ソースは以下です。

 

米、対中制裁関税の発動を発表 知的財産侵害権を理由に -NewsPicks-

https://newspicks.com/news/3104327/

1からわかる!「米中貿易摩擦」【前編】そもそもの経緯は? -NHKオンライン-

https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/jiji/jiji6/

 

それでは今回の連載もいってみましょー!

 

 

〜〜今日のワイン〜〜

rindo~2016年~

 

赤ワイン、U.S.A./カルフォルニア、ブレンド品種、ボトル18,000円

造り手:ケンゾーエステート

http://www.kenzoestate.jp

 

ココアとバニラの香りが強烈に広がり、香りのパワーがあります。テイスティングもアルコールのパワーとカカオ、ココア、バニラの風味と一緒に喉にて広がってきました。

味わいはココアの甘さが奥に感じられますが、ブラックベリーの黒さとほのかに赤色を感じます。重たくてとても美味しい。

口に入れた瞬間に鼻部分まで意識が登り上がってきます。鼻部分までは風味がふわっと広がった後に喉を通過、胸、中丹田下まで意識が降りてくる感じです。降りてくるというより、一瞬ピラミッド形の構造を感じたため、地盤がしっかりとしたワインなのかもしれません。そのピラミッドを感じた後に赤色で球状の意識に変わったので、その点がまだ若いかも。

しかし驚くのが、2016年ヴィンテージにしてこのポテンシャルということです。年数をおいてもこの地盤はちょっとやそっとで揺らがないと思いますが、ポテンシャルとパワーを感じたワインでした。とても美味しいです。

 

当サイトのおすすめワインリストでも紹介しているので、その記事もぜひ読んでください。

リンドー【紫鈴】/rindo 〜おすすめワインリスト〜

 

 

〜〜ワイン関連情報〜〜

前回に引き続き、日本ワインの歴史についてです。日本のワイン作りが本格的に始まったのは明治時代初期と前回連載でもお伝えしました。さらに日本で本格的にワイン作りを始めた法人組織・大日本山梨葡萄酒会社(通称、祝村葡萄酒会社)を紹介させていただきました。

【連載】タイトル未定 vol,019 日本ワインの歴史〜その1〜、今日のワイン「ギィ・サジェ ヴーヴレ~2017年~」

 

その大日本山梨葡萄酒会社では、フランスでワイン作りを学んできた高野正誠と土屋龍憲の二人が中心となって日本でのワイン生産を試みていました。大日本山梨葡萄酒会社は1877年に設立されましたが、高野正誠と土屋龍憲の二人がフランスに渡って帰ってきたのが1879年と言われていますので、本格的なワイン作りは1879年になります。

翌年1880年に日本で本格的ワインが初めて生産されました。当時の日本ではワインというお酒は輸入品しかなく、高価でなかなか流通していなかったようです。しかし、高野正誠と土屋龍憲の二人が作ったワインは国内生産でコストが抑えられたのか、生産した本数のほとんどを売ることができたそうです。

この1880年に生産したワインについて、どの品種を使ったのかを調べていたのですが、そこまでは調べがつきませんでした。調べておきます。

 

ワインが売れたはいいものの、そのワインは瓶詰めした後に味が変質してしまい、美味しいワインとまではいかなかったようなのです。その後も改善を繰り返して製造を試みたようですが、上手くいかず1866年に大日本山梨葡萄酒会社は法人組織として解散してしまいました。

 

それでも、日本でのワイン作りを諦めなかった土屋龍憲らは資本を出してくれる人たちからお金を集めて、甲斐産商店を設立。大日本山梨葡萄酒会社にあった醸造機器をそのまま譲り受けて、甲斐産商店での醸造を再開しました。それが1882年のことです。

その甲斐産商店で土屋龍憲と一緒に日本でのワインを広めようとしていた人物、宮崎光太郎は今ではメジャーになっているワイナリー見学を日本で広めた人のようです。

 

その甲斐産商店が大黒葡萄酒へと社名を変えて、戦後さらに社名をオーシャン株式会社へと変え、現在のメルシャン株式会社へとなりました。

 

メルシャンは日本最古のワイン製造会社のDNAを継いでいる訳ですね。

 

メルシャン株式会社

https://www.kirin.co.jp/products/wine/

 

さらに、日本最古のワイン製造会社のDNAを継いでいるワイナリーがあります。土屋龍憲は1891年に甲斐産商店を退き、マルキ葡萄酒を設立しました。それが現在もある「まるき葡萄酒」です。

 

まるき葡萄酒

http://www.marukiwine.co.jp

 

 

日本は世界的にもみても、ものづくり分野に長けていますし、品質管理がトップクラスだと思います。その厳重な品質管理のもと作られるワインですから、どんどん世界に発信できるようになってほしいですよね。

 

 

〜〜さいごに〜〜

9月はどこかのタイミングで赤ワインぶどう品種の飲み比べをやってみたいですね。白ワインの品種もまだコンプリートしていないですが、そろそろ赤ワインも飲みたいです。笑

 

次回の更新は9/5(木)です。

次回の連載もお楽しみに!!

 

 

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