今回おすすめするワインはこちら。
ブルゴーニュの白の中でも思い入れのある1本。2000円代で買えた時代もあり、その頃であれば92点はつけています。現在でも90点はつけたいワインなのですが、ビンテージや飲む時期によって酸が強いことがあり、その点を考慮しています。ただし、それは高いポテンシャルを示しているともいえます。
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フーリエは赤がメインの造り手で、白はこの一種類のみですが、後述する身体意識の特徴からすると、造り手の特徴を最も純粋に表現しているのがこの白ワインです。
特徴的な身体意識は、センターと上丹田。この2つはハイレベルな白ワインに多い特徴なのですが、特に上丹田は他を圧倒する強さです。現代の農業において、自ら「テロワリスト」と名乗るほど環境に任せて表現し切ろうとするには、高度な知性が必要です。自然だからといって放置すればよいワインが出来るものではありません。その必要な知性を余すところなく表現しているのがこのワインといえるのではないでしょうか。
ちなみにフーリエは赤ワインも素晴らしい完成度ですが入手困難です。どれも美味しいですが、特にこれが好きです。
Domaine Fourrie Bourgogne Rouge
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ドメーヌ・フーリエ ジュヴレ・シャンベルタン V.V/Gevrey Chambertin Vieille Vigne Domaine Fourrier 〜おすすめワインリスト〜
一般的な味わいなどの詳細は、インポーター資料より抜粋します。
《ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴージョに9.5haを所有し、その内1級とグラン・クリュが70%程度を占めます。現在の当主は1971年生まれのジャン=マリー・フーリエ氏。ボーヌのワイン農業学校を卒業後、ブルゴーニュ大学の醸造講座に通いました。1988年には半年間アンリ・ジャイエで研修、その後父親の元で修行を積み、1993年オレゴンに渡りジョセフ・ドルーアンでアメリカのピノ・ノワール造りを学びます。1994年の帰国後23歳の若さで父の跡を継ぎました。
生産畑のうち、1級畑と特級畑が70%程度を占めています。フーリエ氏は自らを「テロワリスト」と名乗り、醸造にテクニックを求めず、自然を支配することを好んでいません。高度な技術に頼らず自然に任せていた20世紀初頭のヴィニュロンの流儀の再現を目指しています。
栽培はリュット・レゾネを採用。農薬は主に低濃度の硫酸銅を使用。肥料は遺伝子組み換えでないものを2~3年に1回撒いている。剪定は集団選抜クローンに適しているギュイヨ仕立て。株が均一化するとワインの複雑味が損なわれるとの考えから、市販のハイブリッドクローンは用いない。収穫量を制限するため、摘芽は非常に厳しく行う。収穫は、収穫人を急がせず、ゆっくりと選別しながら摘み取りを行わせ、またカビが飛び移らないよう手洗いも励行している。
収穫果は100%除梗し半分だけ破砕。低温浸漬は自然の温度(朝の収穫果の温度)で3~4日行う。マストが15℃を超えるときは温度を下げる。自然に任せて発酵を開始し、発酵開始直後と末期に液循環、最盛期には1日4回手作業によるピジャージュを組み合わせ、トータルの発酵期間は18~20日間。熟成は、新樽は多用せず20%程度の使用に留める。》
※《》内はインポーター資料より
http://vin-de-t.com/wp-content/uploads/Bourgogne_JM.Fourrier.pdf
生産者の情報
http://vin-de-t.com/wp-content/uploads/Bourgogne_JM.Fourrier.pdf
名称 |
ドメーヌ フーリエ ブルゴーニュ ブラン |
英字表記 |
Domaine Fourrier Bourgogne Blanc |
生産者 |
ドメーヌ・フーリエ |
国・産地 |
フランス・ブルゴーニュ |
セパージュ【葡萄の品種】 |
シャルドネ100% |
ビンテージ【葡萄の収穫年】 |
2010 |
タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】 |
白 |
STポイント※1 |
87 |
クラス※2 |
スペシャルクラス |
抜栓 |
2017/12 |
※1
本サイト責任者による評価。身体意識のレベルを中心に、香り・味わい・ポテンシャル・コストなどから算出。最大100ポイント。
※2
価格帯により分類
レギュラークラス3000円未満
ハイクラス6000円未満
スペシャルクラス1万円未満
プレミアムクラス1万円以上
このワイン身体意識図はこちら↓
【ワインの身体意識】-No.0005- ドメーヌ フーリエ ブルゴーニュ ブラン/Domaine Fourrier Bourgogne Blanc