料理やおつまみなど、
味わいでは、似たような味わいで合わせたり、
例えば、中丹田が強い料理に合わせつつ引き立てるために、
具体的には、
ただし、
私が料理とのマリアージュで印象深かったのは、
牡蠣も鮮度がよく大ぶりで、
ワインを選ぶ際、牡蠣のバターソテーなので、
<2019年10月21日追記>
マリアージュに期待される効果として、
味わい的にも身体意識的にもまだ開いていないワインに対して、適切な料理を合わせることにより、全体としての味わい・身体意識のバランスを取る、ということもあります。
完全に開き切ったワインと出会えることは稀なことです。一般的には1000本に1本、能力の高いソムリエや販売店から提供された場合で10本に1本、といったところでしょうか。
もちろん、本サイト総支配人は開いていないワインと出会うと、極意注ぎを中心とした様々な方法を駆使してワインを開かせる努力をしますが、それでも完全に開かせることは難しいことです。そのワインのポテンシャルを超えてやり過ぎると味わいのピークを超えてしまう場合もあるので、極めて繊細な行為です。
そのため、ワインが完全に開き切っていない場合、料理と合わせることもとても重要な役割を果たします。
例えば、ミネラルが強く硬質なワイン、苦味のあるワインに対しては、それをほぐす効果のあるような温かい料理、旨味や甘味のある料理、もしくはその硬質さを生かせるような味わいの料理を合わせます。身体意識で言えば、そのようなワインは黒で表されるようなしっかりとしたクオリティを持っているため、それ以外のクオリティ、特に熱性・温性のクオリティを持つ料理と合わせることで美味しく感じられるようになります。
酸味が強く飲みづらいワインに対しては、酸味を和らげるようなクリーミーな料理、もしくはワインの酸味を感じにくくさせるために、ある程度酸味や塩味のある料理を合わせます。身体意識で言えば、強い酸味は荒いクオリティを持つ身体意識、例えばセンターや上丹田がそのようなクオリティを持ってしまう傾向があります。それを落ち着かせバランスを取るためには、中丹田、下丹田を中心とした熱性・重性の身体意識を持つ料理と合わせることが効果的です。
渋くて飲みづらいワインに対しては、トロリとした粘性のあるクリーミーな料理やオイリーな料理、もしくは辛味やスパイシーさ、癖のある味わいの料理を合わせます。身体意識で言えば、渋味で硬くなってしまいそうなクオリティをゆるめてくれる料理、飲みづらさを超えるような中丹田のパワーを持つ料理、癖のあるモビリティを持つ料理などを合わせます。
上記はほんの一例で例外もありますが、足りないところを補い合うのもマリアージュ(結婚)の1つの在り方ですね。