クロード・デュガ ブルゴーニュ ルージュ/CLAUDE DUGAT BOURGOGNE ROUGE 〜おすすめワインリスト〜

クロード・デュガ ブルゴーニュ ルージュ_2016

今回おすすめするワインはこちら。

名手の多いジュヴレ シャンベルタン村における最高峰の造り手のひとり、「クロード デュガ/CLAUDE DUGAT」が手掛ける一本。日本刀のような切れ味が感じられる素晴らしい味わいです。

初めて飲んだのは20年以上前ですが、ワインに対して未熟なその頃ですら、他のブルゴーニュ・ワインとは異なる圧倒的な個性を感じさせてくれました。

ブルゴーニュ・ワインに対して100点を殆ど付けたことのないロバート・パーカーが100点を付けた数少ないワインのひとつが、このクロード デュガの造った「グリオット・シャンベルタン1993/Griotto Chambertin Grand Cru 1993」です。

造り手として、全盛期のロマネ・コンティを脅かす存在との声もあり、ロバート・パーカーが「難しいビンテージにおいても極上のワインをつくり出しており、すべての違いは生産者がつくる、ということを改めて証明した。つくり出す全てのワインが優れている。」と絶賛しています。

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クロード・デュガ ブルゴーニュ ルージュ_2016_3
クロード・デュガ ブルゴーニュ ルージュ_2016_3

よく熟した赤いベリー系果実の香り、重なり合う数種類の花の香り、黒系果実と大地のニュアンス。味わいは、豊かな果実味と滑らかで繊細なタンニン、シャープな切れ味を生み出す美しい酸とミネラルが感じられます。余韻はベルガモットを入れた紅茶のようなニュアンスが赤系果実の酸と重なりながら続き、最後はミネラルのニュアンスとも重なりながら日本刀のような切れ味を美しく残します。このランクのワインとは思えないほどのポテンシャルを秘めています。

クロード・デュガ ブルゴーニュ ルージュ_2016_1
クロード・デュガ ブルゴーニュ ルージュ_2016_1
クロード・デュガ ブルゴーニュ ルージュ_2016_2
クロード・デュガ ブルゴーニュ ルージュ_2016_2

特徴的な身体意識は、センター(細径軸・中径軸・上ロート軸)、サイド・センター(第2側軸・第3側軸など)、中丹田、肩包面、心田・心田流、転子など。

天性のクオリティを持つ美しいセンターは、細径軸と中径軸が天地に抜け通っており、頭部より上にはロート状に開いている上ロート軸が形成されています。物静かで高貴な印象を受ける造り手クロード デュガの身体意識が反映されたものでしょう。現当主である長男ベルトランの身体意識からの影響も感じられますので、一族に受け継がれてきた身体意識なのでしょうか。上ロート軸により、存在感も生み出しています。

サイド・センターは、天性のクオリティを持つ第2側軸と第3側軸が形成されており、さらにその間にしっかりとして重みのあるクオリティを持つ側軸も形成されています。これらの側軸は味わいにクロード・デュガ特有の切れ味を創り出しています。酸由来の天性のクオリティでスパッと切れ、重性のクオリティで余韻までゆっくりと切れ味が残り続けます。若い頃は鋭く切れる感じと少し粗く固いミネラルの感じが合わさった独特の味わいですが、熟成とともに柔らかくなり、本来のポテンシャルを示し始めます。今回は極意注ぎと、味わいを開かせる効果の高い「ザルト/Zalto」社のブルゴーニュグラス(Denk’Art)を使い、ある程度の状態になりました。

前頭部には、天性のクオリティを持つ身体意識がシャワーのように入ってきています。これも造り手の身体意識が反映されたもので、味わいにスッキリとした知性を与えています。

中丹田は縦長の三重構造になっており、時間とともにゆったりと強くなっていき、果実味の満足感が高まっていきます。

胸の上部には天性のクオリティを持つ肩包面、両脇には心田・心田流、股関節には転子が形成されています。これらはワインの味わいに柔らかくスッキリとした、落ち着いた美しさを与えています。

上方から下方に向かう、天性のクオリティを持つウォールのような身体意識が形成されています。テロワールからの影響と思われるこの身体意識は、心田流とは逆方向のモビリティを持つため、味わいに心地よい重なりから生まれる複雑さを生み出しています。

BA_クロード デュガ ブルゴーニュ ルージュ
BA_クロード デュガ ブルゴーニュ ルージュ

このように身体意識から観ると、比較的シンプルな構造ながらも気品と満足感、心地よい複雑さが感じられる、素晴らしいワインであることが分かります。造り手の身体意識をよく反映しており、「畑の仕事がすべて」とクロードが言い切れるのは、この素晴らしい身体意識を自分自身が持っているからでしょう。

デュガの一族に代々伝わるのワイン造りの信条である、
□低収量
□葡萄が生理学的に完璧に熟してから収穫
□古木
□清潔なセラー
□自然と協調し手をかけすぎない
ということが、よく伝わってくるワインです。

この造り手のワインは全てお勧めですが、中でも比較的入手しやすい
ジュヴレ シャンベルタン/GEVREY-CHAMBERTIN
は一度味わっていただきたい一本です。

高岡師範もこのワインの切れ味を褒めていらっしゃいました。個性的かつ王道のブルゴーニュ・ワインをぜひお試しください。

クロード・デュガ ジュヴレ シャンベルタン
クロード・デュガ ジュヴレ シャンベルタン

一般的な味わいなどの詳細は、インポーター資料より抜粋します。

13世紀に建てられた教会をそのままカーヴとしている当家は現在約6haの葡萄畑を所有して います。最近まで当主だったクロード氏は忙しい時だけ手伝う半引退状態で、現在は息子のベルトラン氏が中心となって「良いワインは良い葡萄から」という哲学を継いでドメーヌ運営を行っています。

庭ではJonquille(ジョンキーユ:黄水仙の花という意味)という名前の牝馬を飼っていて、 小さな区画や古木の区画を耕させています。特に古木の畑は葡萄の根が地中に広く張り巡らされているのでトラクターで根を傷つけたり、トラクターの重みで土を固くしてしまったりするのでこの牝馬が活躍しています。

収穫された葡萄は温度調節の容易な、酒石がびっしり付着しているコンクリートタンクに運ばれ、7~10日間アルコール醗酵が行われます。新樽が並んだ地上のカーヴでは最新のヴィン テージのワインのマロラクティック醗酵が行われ、地下水が壁から染み出ている、砂利が敷き詰 められた地下のカーヴではその前年のワインが熟成されています。

新樽率はブルゴーニュ ルー ジュ以外は約60%で瓶詰めの際にはフィルターもコラージュも行いませんが、ワインは非常に透明感があります。近年は補糖及び補酸を全くしないでヴィンテージの特徴を活かすワイン造りを しているのでアルコール度数が低めの傾向があります。

シャルム シャンベルタン グラン クリュ
● CHARMES-CHAMBERTIN GRAND CRU
ピノ ノワール種100%。畑の広さは約0.3haで葡萄の木の樹齢は約40年になります。醸造は他のワインと同じですが、収穫量によってはコンクリートタンクではなく小型のステンレスタンクでアルコール醗酵を行う事もあります。口当たりは柔らかく繊細、肉厚でチャーミングな味わいですがしっかりとした骨格も感じられ、当主曰く、女性的というよりは優しい男性と言うイメージのワインで比較的早くから味わいが開く特徴があります。

ジュヴレ シャンベルタン プルミエ クリュ
● GEVREY-CHAMBERTIN 1ER CRU
ピノ ノワール種100%。ジュヴレ シャンベルタン村のすぐ西側に位置する樹齢約65年の古木 が多い「Craipillot(クレピヨ)」の区画と村の南側に位置し、樹齢約30年の木が多い「La Perriè re(ラ ペリエール)」の区画の葡萄をアサンブラージュして造られているワイン。区画名がメジャーではないこと、合計しても約0.29haの広さしかないことなどから単独で瓶詰はせずにアルコール醗酵から混ぜて醸造しています。果物を齧ったような果実味と酸味、みずみずしいミ ネラルが豊かで余韻にみっちり詰まったタンニンが感じられ、奥行きの長いストレートな味わ いです。

ジュヴレ シャンベルタン
● GEVREY-CHAMBERTIN
ピノ ノワール種100%。畑は9つの区画に分かれており、特級区画「グリオット シャンベルタ ン」に隣接する「Aux Etelois(オー エトロワ)」 など国道74号線の西側の畑で採れる葡萄が主に使われています。樹齢は若木で15年、古木になると70年にもなります。甘く官能的な香り、直線的な酸味と果実味で早いうちからコク と旨味が楽しめますが、5年ほど熟成すると徐々にその真価を見せ始めます。

ブルゴーニュ ルージュ
特級に隣接するオー エトロワの区画
● BOURGOGNE ROUGE
ピノ ノワール種100%。平均樹齢は約40年、「Genevrière(ジュヌヴリエール)」と「Champ Franc (シャン フラン)」の2区画に約1.5haの畑があり、土壌は小石混じりの粘土石灰質です。1年樽のみで熟成され、濃厚な黒い果実の香りでしっかりとしたボディとタンニンがあり、綺麗な酸味が味わいを引き締めています。

マール ド ブルゴーニュ
● MARC DE BOURGOGNE
ブルゴーニュ ルージュ以外のヴィラージュ、1級、特級クラスの葡萄の搾りかすから蒸留したもので、2012年(1999年ヴィンテージ)から販売し始めました。アプリコットやナッツのニュアン ス、当然アルコールは強いですが10年以上熟成させているので味わいにまろやかさが出てき ています。

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「ブドウの出来がすべて」を地で行くジュヴレの真のヴィニュロン
ブルゴーニュ・ルージュが村名ジュヴレ・シャンベルタン、村名ジュヴレ・シャンベルタンが1級畑。ブラインドで試飲すれば、どのワインもワンランク上のアペラシオンと間違えんばかりの充実感。
それほど秀逸なワインを造ってしまうのがクロード・デュガである。

所有する畑は6ha余り。そのうち1.5haはブルゴーニュ・ルージュが占めるので村名以上はわずか4.5haにすぎない。
クローンのせいか毎年ブドウの実はすこぶる小さい上、徹底的な選果をするため生産量はきわめて少ない。おのずと需給バランスは狂い、市場で見つけるのは従兄弟のデュガ・ピィ同様、困難を極める。
とりわけ特級のグリオット・シャンベルタンとシャペル・シャンベルタンの少なさといったら、ルーミエのミュジニーやルフレーヴのモンラッシェ並み。
グリオットには0.25haの面積をもつが、恵まれた年でせいぜい2樽しか造ることができず、2010年と2011年は1樽半しか出来なかった。
0.14haのシャペルはさらに希少で、1樽しか出来ない上に、デュガが折半耕作している畑のため、半分を地主に渡さなければならない。
ちなみにこのシャペル、地主に渡すのは収穫したブドウではなく、瓶詰めまで済んだワインだという。

クロード・デュガのセラーはセリエ・デ・ディームと呼ばれ、中世に教会が村人から取り立てた年貢を納めていた場所。教会の真向かいに位置する屋敷はおもに13世紀の建築になる。
クロードの父モーリスの時代は出来上がったワインはほとんど全量、ネゴシアンに桶売りしていた。
ドメーヌ元詰めはクロードが1982年頃から少しづつ始め、1993年からは全量元詰めとなっている。

ワイン造りで特徴的なのは、今や一般的な発酵前の低温マセレーションを一切行わないこと。色調もしっかり、フレーバーも華やかなワインなのに意外である。
そればかりか発酵中の温度管理もマロラクティック発酵の分析もせずにあれだけ素晴らしいワインを造ってしまうのだから、やはりただ者ではない。

「ブドウの出来がすべて」と語る人は数多いけれど、クロード・デュガほどその言葉に真実味のある造り手はいない。

現在の当主は、長男のベルトラン。クロードはすでに2012年頃から半ば引退し、2015年頃から長男のベルトランにドメーヌ運営を任せていた。姉のルテシア、妹のジャンヌもワインづくりと運営に関わり、ドメーヌをしっかり支えている。

■ブルゴーニュ ルージュ
ジュヴレ・シャンベルタンとモレ・サン・ドニの間にある、ジュヌヴリエールという区画から生まれるブルゴーニュ・ルージュ。しかし、このワインを飲んで単なるブルゴーニュと思う人がいるだろうか。豊かな果実味、何層にもレイヤーを重ねる複雑さ、さらに深みのある余韻。ジェネリックなブルゴーニュの枠を完全に抜け出し、村名ジュヴレ並みの風格がある。

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■神品造り出すブルゴーニュの聖人
クロード・デュガはブルゴーニュの聖人だ。端正な顔に浮かべる笑顔は、清らかで、温かみがある。彼の造るワインも純粋で、飲み手を幸せにする力があふれている。
ドメーヌはジュブレ・シャンベルタン村の外れ。教会の向かいにある。セリエ・デ・ディームと呼ばれる中世の村人が税として収める作物の貯蔵庫をセラーに使う。世界中の愛好家が探し求めるワインが、そこに眠っている。
所有と借地を合わせて6ヘクタール。村名のジュブレ・シャンベルタンですら、1級に肩を並べる複雑さと凝縮感を備える。1、2樽しかできないグリオット、シャルム、シャペル・シャンベルタンは目にするのも難しいが、口にすればワイン観が変わるような神品だ。
繊細さを秘めた豊かさと力強さは、抽出によるものではない。低収量で収穫した小粒のブドウから来る。控えめなクロードは口にしないが、馬による耕作や有機栽培をいち早く導入したことは、他の造り手が認めている。醸造は簡素で、当たり前となった低温浸漬も温度管理もしない。

■ 家族で畑を守る
「畑仕事がすべての品質を決める。肥料を撒くのは1986年に止めた。いいブドウの収穫がすべてを決める」
父モーリスの時代の1977年に自家元詰めを開始。91年にクロード・デュガの名前で詰め始め、今は子供も加わる。
小さなころから仕事を手伝っていたので、何年働いているかもわからないという。「ワイン業界の人々に支えられてきた。素晴らしい人生だ」と、感謝を忘れていない。
畑仕事が忙しく、海外に出かける余裕もない。ロバート・パーカーが絶賛し、カルト的な人気を誇るが、日本は米国を抜いて世界最大の輸出市場になった。

※《》内はインポーター資料より

http://www.finesse-wine.co.jp/domal/bourgogne/220.html

https://order.luc-corp.co.jp/shop/m/m10104800/

http://www.millesimes.co.jp/wineinfo/wineinfo-134/

生産者の情報

http://www.millesimes.co.jp/wineinfo/wineinfo-134/

名称 クロード・デュガ ブルゴーニュ ルージュ
英字表記 CLAUDE DUGAT BOURGOGNE ROUGE
生産者 クロード・デュガ/CLAUDE DUGAT
国・産地 フランス・ブルゴーニュ・コート ド ニュイ・ジュヴレ シャンベルタン
セパージュ【葡萄の品種】 ピノ・ノワール100%
ビンテージ【葡萄の収穫年】 2016
タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】
STポイント※1 90
クラス※2 ハイクラス
抜栓 2020/07
※1
本サイト責任者による評価。身体意識のレベルを中心に、香り・味わい・ポテンシャル・コストなどから算出。最大100ポイント。
※2
価格帯により分類
レギュラークラス3000円未満
ハイクラス6000円未満
スペシャルクラス1万円未満
プレミアムクラス1万円以上
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