カステッロ ディ アマ キャンティ・クラシコ アマ/AMA CHIANTI CLASSICO CASTELLO DI AMA 〜おすすめワインリスト〜

カステッロ ディ アマ キャンティ・クラシコ アマ2016_1

今回おすすめするワインはこちら。

キャンティ・クラシコの頂点を極めたと称される「サン・ロレンツォ キャンティ・クラシコ グラン・セレツィオーネ」の造り手が手掛ける一本。将来サン・ロレンツォに使用される予定の若い樹から採れる葡萄から作られています。

サン・ロレンツォ2010年は、ワイン専門誌ワインスペクテーターが選ぶ2014年トップ100ワインにおいて6位に選ばれています。イタリアワインとしてトップ10に唯一ランクインしていることからも、評価の高さが伺えます。

このキャンティ・クラシコ アマにも、造り手の高い能力がよく表れています。

赤系果実の香りと僅かなスパイスのニュアンス。若々しい果実味と酸味を感じますが、やわらかなタンニンとの調和が素晴らしく、気品が感じられます。この気品はブルゴーニュのピノ・ノワールから作られるハイレベルなワインにも通ずる、心地よい気品です。

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カステッロ ディ アマ キャンティ・クラシコ アマ2016_2
カステッロ ディ アマ キャンティ・クラシコ アマ2016_2

特徴的な身体意識は、センター(細径軸・中径軸)、中丹田、温球、側軸(サイド・センター)です。

細径軸は美しい天性のクオリティで気品を感じさせます。これがブルゴーニュのワインとの共通点です。

中径軸は顔よりも少し下から地下まで抜けています。この中径軸の効果によって、味わいの各要素が美しく調和しているのでしょう。

中丹田は大きいですが、品のよいまとまり感があります。温球も大きく縦長で顔の辺りまでありますが、心地よい温かさです。

地下から中丹田辺りの高さまで、第2側軸が通っています。これは骨格と安定感を生むものですが、強すぎない通り方をしています。そうすることで、タンニンのやわらかさを生み、全体のバランスを取りつつ飲みやすい味わいにしています。

BA_カステッロ ディ アマ キャンティ クラシコ
BA_カステッロ ディ アマ キャンティ クラシコ

料理にも合うハイレベルなキャンティですので、ぜひお試しください。

冒頭でも紹介させていただきましたが、この造り手の
サン・ロレンツォ キャンティ・クラシコ グラン・セレツィオーネ
も素晴らしいワインです。気品とパワーを兼ね備えており、長期熟成も可能です。

ちなみに、「グラン・セレツィオーネ」は2013年より新たに設けられたリゼルバよりも格上の呼称です。

キャンティ・クラシコでは、収穫から12ヶ月で出荷可能、アルコール度数12%という規定です。

それがキャンティ・クラシコ・リゼルバでは収穫から24ヶ月、アルコール度数12.5%という規定。

さらにグラン・セレツィオーネでは収穫から30ヶ月以上、アルコール度数13%以上、自社畑のブドウを100%使用、などのより厳格な規定があります。

今日までにこのグラン・セレツィオーネに認定されたワインは、キャンティ・クラシコ全体の約5%です。このことからも品質の高さが伝わりますよね。

一般的な味わいなどの詳細は、インポーター資料より抜粋します。
キャンティ・クラシコの名門、カステッロ・ディ・アマ。 現在のオーナー兼醸造家であるマルコ氏は、長年キャンティ・クラシコ協会の会長を務め、 2003年『ガンベロ・ロッソ』誌のワインメーカー・オブ・ザイヤーも受賞。 マルコ氏は、キャンティ・クラシコが『早く飲める安ワイン』という存在だった時代に、 「5年経っても美味しく飲める=熟成するキャンティ・クラシコを造る」と目標を掲げ、 収量を約50%に制限し、畑の特徴を活かすため、ブルゴーニュ的な『クリュ』ごとに収穫・醸造する方法を取り入れました。
 
彼が目指したのは、「キャンティ・クラシコ」のワインを造るのではなく、 あくまで「カステッロ・ディ・アマ」のワインを造ること。 キャンティ・クラシコの名に頼らず、自身の名に恥じない品質のワインを作ることを目指しました。 このような努力により、ワインの品質は劇的に向上し、アマのワインそしてキャンティ・クラシコは世界的に高い評価を獲得。 カステッロ・ディ・アマは、キャンティ・クラシコの地位を復活させた、イタリアが誇る名生産者なのです。
 
現在カステッロ・ディ・アマでは、単一畑から造られる最上級のキャンティ・クラシコ『カズッチャ』や『ベラヴィスタ』、イタリア最高峰のメルロ100%のワイン『ラッパリータ』を手掛ける一方、サンジョヴェーゼとトスカーナ由来ではないブドウがブレンドされたワイン『イル・キウーゾ』や『ハイク』など、 実に10を超えるワインを生産しています。
 
いずれも高得点を得る素晴らしい出来栄えのものばかりですが、アマの基本精神はより良いキャンティ・クラシコを生み出すこと。その為最も重要とされているのが、ワイナリーの名を冠したフラッグシップ・ワインである『カステッロ・ディ・アマ キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ』。
 
畑の面積からいえば年産平均45万本造れるところを、実際はその半分以下の15〜20万本。これは本当に良いブドウだけを使い、収穫量を低く抑えてワインを造っているからこそ。 『キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ』は、まさにキャンティ・クラシコにこだわり抜いたアマの理想が詰め込まれた1本なのです。
 
アマの敷地内には、著名なアーティストたちによるアート作品が無数に存在しています。そのアート達は、2000年より始まったサイトスペシフィック・アートプロジェクトの一環で、アートでアマのテロワールを表現するというもの。毎年異なるアーティストにアマという土地を実際に訪れてもらい、その雰囲気を把握したうえで作品が手掛けられます。 
マルコ氏は、「醸造家の仕事はオーケストラの指揮者のようなもので、与えられるブドウ(=楽曲)は一緒。 しかし、醸造家の解釈や感受性次第で、作品(=ワイン)は変わってくる。これはアーティストにも同じことが言え、アマという土地で生まれる作品、それはすなわちワインを造っていることと同じ。ワインには現代的な味覚が必要であるために新しいことを恐れてはならないし、新しい解釈も必要。こうしたことはすべてアートと共通する。」と語っており、現在でもこの活動は続けられています。
 
1972年にスタートし、いまやキャンティ・クラシコ最高の生産者であり、トスカーナのワイン造りを牽引する存在でもある、カステッロ・ディ・アマ。
 
カステッロ ディ アマ キャンティ・クラシコ2015
キャンティ・クラシコの頂点、サン・ロレンツォの弟分。
若樹から生れる、活き活きした果実味が魅力の格式とカジュアルさを兼備した1本。
 
カステッロ・ディ・アマでは1996年より、長期的な品質保持のため、樹齢を重ねすぎた樹を若樹に植え替えるよう畑の整備を行ってきました。その若樹も植樹から20年ほどが経ち、ワインに仕立てられる品質の果実を実らせるまでに生育しました。ただ現段階ではまだサン・ロレンツォには使用できる水準ではないことから、よりカジュアルなこのキュヴェが誕生しました。アマならではの格式はそのままに、よりフレッシュで爽やかなスタイルのワインに仕上がっています。
 
サン・ロレンツォで改めてその実力を世界に知らしめた、カステッロ・ディ・アマ の手腕を3,000円台という価格で味わうことが出来る、非常にお買い得なワインです。

※《》内はインポーター資料より
https://www.enoteca.co.jp/item/detail/045030301

生産者の情報
https://www.enoteca.co.jp/item/list?_producer=117

https://www.castellodiama.com/it/

名称 カステッロ ディ アマ キャンティ・クラシコ アマ
英字表記 AMA CHIANTI CLASSICO CASTELLO DI AMA
生産者  カステッロ・ディ・アマ
国・産地
イタリア・トスカーナ
セパージュ【葡萄の品種】
サンジョヴェーゼ96%、メルロー4%
ビンテージ【葡萄の収穫年】 2015/2016
タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】
STポイント※1 85
クラス※2 ハイクラス
抜栓 201808/201908
※1
本サイト責任者による評価。身体意識のレベルを中心に、香り・味わい・ポテンシャル・コストなどから算出。最大100ポイント。
※2
価格帯により分類
レギュラークラス3000円未満
ハイクラス6000円未満
スペシャルクラス1万円未満
プレミアムクラス1万円以上
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