ワインの造り手と身体意識

ワインの味わいを決める要素は以下の4つと言われています。
テロワール(土地)/造り手/品種/ヴィンテージ

味わいを決めるということは、それぞれの要素がワインの身体意識を形成することに影響しています。

今回は造り手について解説してきます。

造り手による違いは、個人的に最も重要視したい要素です。テロワール、品種、ヴィンテージなど様々な要素を最終的に1本のワインへまとめ上げるのは造り手です。造り手の技術と身体意識が素晴らしければ、素晴らしいワインになるはずです。だからこそ、あまりよいとは言えない土地、葡萄、天候不良のヴィンテージなどでも素晴らしいワインを造る造り手がいるのです。

料理で例えるなら、食材が葡萄、料理人が造り手です。食材が素晴らしくてもそれらを活かしきれない料理人がいる一方、普通のスーパーで買えるような食材でも素晴らしい料理を作る料理人がいますが、それと似ています。

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テロワールの持つ身体意識、品種の持つ身体意識、ヴィンテージによる葡萄の持つ身体意識、それらをまとめ上げる造り手の身体意識、という構造になっています。

よいワインは飲む側の我々自身も、素晴らしい身体意識の状態で飲みたいですね。

他3つの要素についても解説しています。あわせてお読みください。

テロワールと身体意識

ぶどう品種と身体意識

ヴィンテージと身体意識

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