ゼータ ロッソ・トスカーナ ラ・フォルトゥーナ/Zeta Rosso Toscana I.G.T La Fortuna 〜おすすめワインリスト〜

ゼータ ロッソ・トスカーナ ラ・フォルトゥーナ_2014

今回おすすめするワインはこちら。

小規模ですが、1907年創業の歴史あるワイナリー「ラ・フォルトゥーナ/La Fortuna」が手掛けるコストパフォーマンスの高い一本。

2000円台ながら、イタリア三大赤ワインのひとつと呼ばれる「ブルネロ・ディ・モンタルチーノ」に使用されている葡萄品種、サンジョヴェーゼ・グロッソ(サンジョヴェーゼの変異種)を使用。

因みに、イタリア三大赤ワインの残り2つは、ピエモンテ州でネッビオーロ種から作られる「バローロ」「バルバレスコ」ですが、個人的にはヴェネト州のヴェローナ地区で造られる「アマローネ」も素晴らしいワインですので入れて欲しいと思っています。

そもそも、「バローロ」「バルバレスコ」「ブルネロ・ディ・モンタルチーノ」「アマローネ」などは、特定の地域や葡萄品種、製法などの基準を満たせば名乗れる銘柄なので、それらの造り手は数多くいます。この辺りがワイン選びを難しくしている一要素で、細かく指定する場合、バローロなら〇〇さんの造ったバローロ、その中でも〇〇ランクで〇〇年のもの、ということになってしまいます。複雑。。。笑
レストランのワインリストでさえ、「ブルゴーニュ(赤)」とだけ書いてあり、造り手が明記されていないことが多々あります。だからブルゴーニュの誰のワインなんだよ!とツッコミを入れてしまいたくなるのは、それはそれで問題かもしれませんが笑
しかし「キャンティ」とだけ書かれていても、ほぼ選ぶ参考にならないということは確実に言えます。造り手のレベルは天地ほどの違いがありますので。

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話がそれましたが、今回お勧めする「ゼータ/Zeta」は若いビンテージでも楽しめる素晴らしいワインです。

ラズベリーやレッドチェリーなどの赤系果実の香り、明るい香りに少し影のある香りが重なります。味わいは、質の高い豊かな果実味と綺麗な酸が感じられます。果実味の満足度が高く、各ファクターのバランスがよく取れています。2000円台の価格帯ながら飲み飽きすることなく、料理ともよく合う素晴らしい一本です。

ゼータ ロッソ・トスカーナ ラ・フォルトゥーナ_2014_1
ゼータ ロッソ・トスカーナ ラ・フォルトゥーナ_2014_1
ゼータ ロッソ・トスカーナ ラ・フォルトゥーナ_2014_2
ゼータ ロッソ・トスカーナ ラ・フォルトゥーナ_2014_2

特徴的な身体意識は、センター(細径軸・中径軸)、サイド・センター(第3側軸)、中丹田、肩包面、心田・心田流、転子など。

天性のクオリティを持つセンターは、中径軸が天地に通っており、細径軸も天から腰の高さまで通っています。料理とよく合い、ワインのみでもそれなりに楽しめるのはこの構造による効果だと思います。

中径軸に沿うように斜め左右上方へ向かうモビリティを持つ身体意識が形成されています。天性のクオリティを持っており、テロワールからの影響が反映されたものでしょうか。天から降りてくる逆方向のモビリティを持つ身体意識も形成されており、葡萄樹の環境において、比較的短い時間帯で逆方向の風が吹いていることも考えられます。

体幹部を挟むようにサイド・センターが形成されています。天性のクオリティを持ち、第3側軸として通っています。この第3側軸の上方には頭部を挟むように、特殊な形状で天性クオリティを持つ支えのような身体意識が形成されています。葡萄樹の仕立てや畑の斜面などのテロワールからの影響と思われますが、詳細は分かりません。もう少し畑の様子や周囲の環境の様子が分かれば、特定することが出来そうです。

中丹田は三重構造になっており、そこへ斜め前方からリバースが入ってきています。さらに、両脇には比較的直線的に入ってくる熱性のクオリティを持つ心田・心田流が形成されています。これらの身体意識により、飲んだ時に感じられる果実味の豊かさを生み出しています。

中丹田の上部には天性のクオリティを持つ肩包面が形成されており、頭部への熱性身体意識の影響を防いでいます。

股関節には天性のクオリティを持つ転子が形成されており、そこへかかるように浮身を創る身体意識も形成されています。この身体意識により、飲み飽きしない魅力を生み出しています。

BA_ゼータ ロッソ・トスカーナ ラ・フォルトゥーナ
BA_ゼータ ロッソ・トスカーナ ラ・フォルトゥーナ

このように身体意識から観ると、シンプルな構造ながら満足感があり、個性的でもあるため、全体としてまた飲みたいと思わせるワインであるということが分かります。また、各所に隙間があるため、料理との相性もよく、幅広く合わせることが出来ます。入手が少し難しいワインではありますが、ぜひ一度飲んでいただきたい一本です。

ゼータ ロッソ・トスカーナ ラ・フォルトゥーナ_2014_3
ゼータ ロッソ・トスカーナ ラ・フォルトゥーナ_2014_3

この造り手の他のワインは、ポテンシャルは高いのですがかなり固めなので、特殊な気功能力を駆使しない限りは長期間寝かせてから飲む必要がありそうです。中でも、

ブルネロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ/Brunello di Montalcino Riserva

はお勧めです。

一般的な味わいなどの詳細は、インポーター資料より抜粋します。

カンティーナは、モンタルチーノの丘に登る途中にあります。新しいカンティーナは使い勝手良いそうで、毎年品質の向上が伺えます。今年は収穫時期に「雨」がありましたが、ちょうど収穫を終えた後だったので、
ジョベルトさんは、「いや~、フォルトゥーナ(幸運と蔵名を引っかけて)だ!フォルトゥーナだ!」と喜んでいました。いつも笑いが絶えない、面白いお父さんです。

「ラ・フォルトゥーナ」は、モンタルチーノ・フォルトゥーナにカンティーナを構えている、1907年創業の小さな生産者です。
74年から独自にボトリングを始めました。
「フォルトゥーナ」は、イタリア語で「幸運」の意味になります。
ジョベルト=ザンノーニさんと現在は息子のアンジェロさん(5代目)が中心になって、
素晴らしいワインを造り出しています。

カンティーナの周りに6haの畑とサン・アンティモの古城近くに4haを所有しています。
ワイナリー全体で5万本生産しています。
サン・アンティモは97年に購入した畑で、好立地の素晴らしい畑です。日当たりと風通しが、素晴しい畑です。

「フォルトゥネッロ」は、サンジョベーゼ・グロッソがメインに、少量のカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドし、バリックで仕上げた高品質なワインです。西洋スミレの香りとチョコレート、そして赤い果実の甘い香りがあります。繊細で、エレガント、ソフトな味わいが魅力です。スタンダードクラスとしては、お値打ちワインです。ミネストローネのようで、豆がたっぷり入った野菜のスープ、(地元では名物)にぴったりの味わいでした。

「ロッソ・ディ・モンタルチーノ」は、サンジョベーゼ・グロッソから醸されます。
こちらは、伝統的な大樽だけではく、華やかさを出すフレンチオークのバリックも使用し、複雑性豊かなワインに仕上げられています。抜栓はお早めに!!98年、99年と良い状態に仕上がってきています。

「ブルネロ・ディ・モンタルチーノ」は、おおよそ10haある畑から約1万本生産しています。ステンレスタンクでアルコール発酵後、伝統的な大樽で後処理されます。複雑な香りは、ブルネロらしいスミレやビターチョコからフルーツへと変化が楽しめます。そして洗練された味わいがあります。また「樽」は、新旧(バリック・大樽)を使いこなすのが秘伝だそうで、収穫の素晴らしかった年のみに作られる「リゼルヴァ」のみ、良いブドウを選別し、通常より長い4年間ボッテ(大樽)で熟成をさせた後、さらにバリックで1年間の熟成をさせます。いっそう複雑性と深みのある味わいがあります。厚みが断然違います。抜栓をお早めにしてください。薫り高い逸品に仕上がられています。

今飲んでも十分に美味しく、そして今後も大いに熟成する、凝縮感の素晴らしい95年、
美味しいバランスのソフトな98年、97年も繊細で、ボリューム感がありますので、今後の熟成が期待できます。どのワインも十分に澱を落としてからデキャンティングしましょう!そして、抜栓も早めにしてワインを開かせて下さい。

注目のワインは2001年に生まれた「サンアンティモ・ロッソ」です96年にDOCへと昇格した注目のワインです。モンタルチーノの町から南に約4~5キロ離れた所にある「サンアンティモ城」をとって名付けられました。カサノヴァ・ネッリの「ピエトラ・ドーニチェ」など素晴らしいワインが産出されています。ただし価格が高いのが難点です。

しかし、半分の価格で楽しめるワインがあります。その畑の隣で造っている、「フォルトゥーナ」のワインです。畑の傾斜やブドウを確認しましたが、それ以上に素晴らしい畑に見えました。徹底的に収量を抑え、極上のワインが生まれています。ブルネロ(サンジョベーゼ・グロッソ)とカベルネ・ソーヴィニヨンを50%づつ使い、新樽のバリックで後処理させます。華やかなバニラと芳ばしいコーヒーの香りとたっぷりのフルーツがとけ込んでいます。非常にシルキーなタンニンで、余韻も楽しめます。また濃度も申し分なく、飲み応えもあります。

ラベルは、息子のアンジェロが描いたものです。2003年より、トレビアーノとマルヴァジアから醸す「サンアンティモ・ビアンコ」もリリースされました。このブレンドのワインとしては完成度が群を抜いて「素晴しく」イタリア白ワインの傑作になる出来映えです。これは凄いですよ!

■ゼータ ロッソ・トスカーナ
トスカーナらしい柔らかさ、果実の濃い旨みを楽しめるカジュアル赤ワイン♪いつもあっという間に完売するほどの人気です!

果実の明るいキャラクターがあり、レッドチェリーなど、ベリー系果実のフレーヴァー、気持ちの良いほど穏やかで美しい酸味、旨みを実感する良く熟したフェノール分、重すぎずに軽すぎず、そして飲み飽きない懐の深さを持っていました。今回の14年も期待通り、安定して発展した仕上がりとなっています!

ブドウ熟度から膨らむ果実の豊かさ、素晴らしい質感を感じ、並の仕上がりではありません。幅広いお料理合わせられ、ワインだけでも十分に楽しむことができる味わいです♪

このゼータ、日常用にはもったいないくらいの高いポテンシャルを持っています。カジュアルラインですから、その素晴らしさを若くして楽しむことができす!!価格的に見てもお値打ちな一本です、ぜひともお試し下さい♪

※《》内はインポーター資料より
http://www.suzukiya.co.jp/cgi/shop/0827Fortuna1.html

http://www.suzukiya.co.jp/cgi/shop/0827Fortuna3.html

http://www.suzukiya.co.jp/cgi/shop/0921Fortuna.html

http://www.suzukiya.co.jp/cgi/shop/1126LaFortuna2.html

生産者の情報
http://www.suzukiya.co.jp/cgi/shop/0827Fortuna1.html

名称 ゼータ ロッソ・トスカーナ ラ・フォルトゥーナ
英字表記
Zeta Rosso Toscana I.G.T La Fortuna
生産者 ラ・フォルトゥーナ/La Fortuna
国・産地
イタリア・トスカーナ
セパージュ【葡萄の品種】
サンジョヴェーゼ・グロッソ100%
ビンテージ【葡萄の収穫年】 2014
タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】
STポイント※1 87
クラス※2 レギュラークラス
抜栓 2020/05
※1
本サイト責任者による評価。身体意識のレベルを中心に、香り・味わい・ポテンシャル・コストなどから算出。最大100ポイント。
※2
価格帯により分類
レギュラークラス3000円未満
ハイクラス6000円未満
スペシャルクラス1万円未満
プレミアムクラス1万円以上
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