パスカル・シャロン コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ シューズ・ラ・ルース ウルサ・マイヨール/Pascal Chalon Côtes du Rhône Village Suze la Rousse Ursa Major 〜おすすめワインリスト〜

パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール_2015

今回おすすめするワインはこちら。

若き天才、パスカル・シャロン/Pascal Chalonが手掛ける最上級ワイン。

年間生産本数は1300〜2000本程度という少量生産ですが、優しさと気品を感じさせる素晴らしい一本です。

実は本サイト初のローヌワインのご紹介となります笑
はじめの1本をどの造り手するか、悩んでいたのもあるのですが、ローヌワインは個人的に難しさを感じていることもあり、慎重に選び抜いた結果、パスカル・シャロン/Pascal Chalonのワインに決定しました。

中でも最上級であるこの「ウルサ・マイヨール/Ursa Major」は、樹齢64~99年の古樹から造られる貴重なワイン。

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パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール_2015_1
パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール_2015_1
パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール_2015_2
パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール_2015_2

同じ造り手の、素晴らしい完成度を誇るフラグシップワイン「ラ・グラン・ウルス/La Grand Ourese」はグルナッシュを主体とした5種類の葡萄をブレンドして造られていますが、この「ウルサ・マイヨール/Ursa Major」はほぼグルナッシュのみで造られています。

パスカル・シャロン ラ・グラン・ウルス_2017_2
パスカル・シャロン ラ・グラン・ウルス_2017_2
パスカル・シャロン ラ・グラン・ウルス_2017_3
パスカル・シャロン ラ・グラン・ウルス_2017_3

ウルサ・マイヨールとはグラン・ウルス(北斗七星)のラテン語。(正確には北斗七星を含むおおぐま座のこと。インポーター資料には北極星と書かれています。ラベルのデザインからすると北極星っぽいですよね。)
ブレンドで造られるグラン・ウルスが北斗七星、ほぼ単品種で造られるウルサ・マイヨールが北極星だとしっくりきます。
日本人の我々としては、北斗七星といえば胸に7つの傷を持つあの男を思い出しますよね笑

葡萄栽培はビオディナミ農法を取り入れており、収穫は全て手作業。1人で醸造を行っています。ワインを発酵させる際は、葡萄がその果皮に携えている酵母だけを使用し、無濾過、無清澄で造られます。

品の良い赤系果実の香り、スパイスやドライフルーツのニュアンス。味わいは、洗練感と素朴さが高いレベルで両立しており、滑らかで凝縮した果実味が感じられます。タンニンもしなやかで、全体としてバランスの美しさが感じられます。余韻も長く、気品の中の野性味にこれからのポテンシャルを感じさせる素晴らしいワインです。

パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール_2015_3
パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール_2015_3
パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール_2015_4
パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール_2015_4

特徴的な身体意識は、センター(中径軸・大径軸)、側軸、上丹田、中丹田、肩包面、心田・心田流、転子など。

天性のクオリティを持つセンターは、中径軸と大径軸が通っており、大径軸よりもさらに太い軸も薄っすらと通っています。中径軸は、後述する同じ造り手のワイン「ラ・グラン・ウルス/La Grand Ourese」よりも強く、はっきりとしたストラクチャを持っています。2つを飲み比べると、味わいのスケールの大きさと格が違うな、という印象を受けます。

中径軸の両脇に沿うように、天から天性のクオリティを持つ身体意識が降りてきてきます。

上丹田は薄っすらと形成されており、そこへ重なるように第2軸の位置に少し太さのある上丹軸が入ってきています。

中丹田は三重構造になっており、外側はフワッとした優しいクオリティを持っています。

中丹田の上部には天性のクオリティを持つ肩包面が形成されています。大きな規模を持っており、センターと併せて味わいに気品とスケールの大きさを与えています。

中丹田の両脇には、しっかりとしたクオリティを持つ第2側軸が形成されています。この側軸により、中丹田が守られているかのような感じがします。家の中にいる安心感のような独特な印象です。10畳ほどのガレージでの醸造が関係しているのでしょうか。この側軸は、抜栓して1週間ほど置くと、柔らかい下丹田へと変化していきます。

中丹田の下部には、天性のクオリティを持つ肩包面のような形状の身体意識があり、味わいにゆったりとした落ち着きを与えています。

両脇には心田・心田流が形成されています。天性と熱性という2種類のクオリティの心田・心田流が重なるように形成されており、味わいに気品と野性味、とでも表現されるような全く異なる印象を与えています。

BA_パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール
BA_パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール

このように身体意識から観ると、ポテンシャルの高い葡萄に造り手の身体意識がよく反映されたワインであることが分かります。詳細に分析すればテロワールからの影響もありそうなのですが、今回の印象としては、センター、上丹田、中丹田に代表されるように、造り手の身体意識の影響が強く現れていると感じました。1人で殆ど全ての醸造工程を行なっているということが身体意識からも伝わってきます。全体的にクオリティの美しさが素晴らしく、細かな粒子感がありながら、それらが果実味と素敵に混ざり合う感じがローヌワインだなぁと感じさせてくれます。身体意識図には線として描きにくいのですが、柔らかい大地のクオリティも感じられます。料理とも合うので、ぜひ飲んで頂きたい一本です。

パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール_2011_1
パスカル・シャロン ウルサ・マイヨール_2011_1

同じ造り手の他のワインとしては、ラベルに北斗七星が描かれている
「ラ・グラン・ウルス/La Grand Ourese」
がお勧めです。

パスカル・シャロン ラ・グラン・ウルス_2017_1
パスカル・シャロン ラ・グラン・ウルス_2017_1

2017年のものをウルサ・マイヨールと同時に開けてみて飲み比べてみました。心地よさと造りの丁寧さがよく感じられるワインでした。質の良い甘味もあり、料理とも合わせやすいワインです。しかし、ここまで読んでいただいた方は、身体意識も気になりますよね笑

特徴的な身体意識は、センター(中径軸・大径軸)、側軸、中丹田、温球、肩包面、心田・心田流など。

基本的な構造はウルサ・マイヨールと似ています。センターの規模ではウルサ・マイヨールが上ですが、クオリティではウルサ・マイヨールにはない良さも感じられます。

BA_パスカル・シャロン ラ・グラン・ウルス
BA_パスカル・シャロン ラ・グラン・ウルス

二重構造の中丹田と温球、その上部の込み上げて回るような身体意識からから生まれてくる味わいに特徴があります。味わいが中心から広がりを持ち、余韻とともに外側まで均一に広がっていきます。これは5種類の葡萄のブレンドから造られていることが影響していそうです。抜栓して1週間ほど置くと、大地と太陽の持つクオリティが余韻から込み上げてくるようになります。熟成させると進化するポテンシャルを持つワインですので、寝かせてからまた飲んでみたいですね。

パスカル・シャロン ラ・グラン・ウルス_2009_1
パスカル・シャロン ラ・グラン・ウルス_2009_1
BA_パスカル・シャロン_比較
BA_パスカル・シャロン_比較

一般的な味わいなどの詳細は、インポーター資料より抜粋します。

パスカル・シャロン、最初に出会った時の衝撃…。ローヌの輝く新星のように現れました。看板も電話もない祖母のガレージでワイン造りを始めました。年産2,400本、ビオディナミ法を取り入れ、今はなくてはならない生産者です。

歴史
南ローヌのヌフ・デュ・パプやジゴンダスの北東、ラストーの近くあるサン・ロマン・ドゥ・マルギャルドの街の近くにある12haの畑を所有するのが若き天才パスカル・シャロンです。国外はおろか国内でも、知る人ぞ知る、ローヌの輝く新星。これまで店売りもせず、看板も電話さえないおばあちゃんの家の倉庫をドメーヌとしていた、正真正銘のガレージワイン、エキス溢れるその輝くワインを限定でお届け致します。年間僅か2400本しか造られない幻のワインです!当初はヴァン・ド・ターブルの申請を行い、殆どは知人、友人、家族に渡っていましたが、2001年にAOCコート・デュ・ローヌの認定を受けました。

栽培
グリーン・ハーヴェストを行い、ビオディナミの方法にのっとり、月の満ち欠けによって時期を決める、手作業による収穫、と自身が納得できる方法でワイン造りを行っております。

醸造
10畳ほどのガレージに3つのエナメルタンクを並べ、ひとりで醸造を行っており、20~30日間に及ぶ発酵期間、そして濾過をせずに彼のワインは造られます。

信条
自分はよいブドウを作ってあげて、あとはできるだけ手を加えず、ブドウが一人でおいしいワインになるように見守るだけ。

■コート デュ ローヌ ヴィラージュ シューズ ラ ルース ウルサ マイヨール
Côtes du Rhône Village Suze la Rousse Ursa Major 2017 / Pascal Chalon

パスカル・シャロン最上級銘柄キュベ 限定の再入荷!そして“ウルサ・マイヨール”とは、”グラン・ウルス”=北極星のラテン語です。 使用される葡萄はなんと樹齢64~99年の超古樹のみ!なので超生産量も少なめです。 密度あるとても濃い色調で凝縮した香りに、凝縮して完璧にバランスのとれた味わいです。

■コート デュ ローヌ シューズ ラ ルース ラ グラン ウルス
Côtes du Rhône Villages Suze la Rousse La Grand Ourese 2017 / Pascal chalon

ローヌ地方・テュレットに位置する区画から、このワインを造っています。その名も北斗七星。「パスカル・シャロン」のワインのラベルはどれも、 煌く星をモチーフにしたものばかりです。ワインを発酵させるときにはブドウが その果皮に元々携えている酵母だけを使用し、出来上がったワインも、濾過をしない、清澄もしない、二酸化硫黄も極力使わない、など、「自然に自然に」なワイン造りをしています。

■コート デュ ローヌ アルコ エ ミザール
Côtes du Rhône Alcor & Mizar 2016/Pascal chalon

チェリーの香りからカカオや白胡椒、スパイスなど香りの奥行きさが増します。

■ヴァン・ド・フランス ラ グラン ウルス ブラン
VdF Blanc La Grand Ourese 2018/ Pascal chalon

パスカル・シャロンの白が初リリースされました。得意のグルナッシュ・ブランを主体とし香りの密度も高くアロマの香りが印象的です。ルーサンヌが30%ブレンドされることにより複雑で力強いアロマとエレガントさな魅力も印象的です。2018年は春から夏にかけては、大雨が続いた影響で湿気が多い年でしたが、6月半ば以降は好天気が続きました。夏も気温が上がり、ローヌらしさのあるヴィンテージになり、バランスの良い味わいになってきています。

※《》内はインポーター資料より

http://olet-japan.com/customer/grower/PAS/

生産者の情報

http://olet-japan.com/customer/grower/PAS/

http://pascalchalon.com/accueil.php

名称 パスカル・シャロン コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ シューズ・ラ・ルース ウルサ・マイヨール
英字表記
Pascal Chalon Côtes du Rhône Village Suze la Rousse Ursa Major
生産者 パスカル・シャロン/Pascal Chalon
国・産地
フランス・ローヌ
セパージュ【葡萄の品種】
グルナッシュ95%、ムールヴェードル、シラー、クノワーズ、ミュスカルダン
ビンテージ【葡萄の収穫年】 2015
タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】
STポイント※1 90
クラス※2 ハイクラス
抜栓 2020/07
※1
本サイト責任者による評価。身体意識のレベルを中心に、香り・味わい・ポテンシャル・コストなどから算出。最大100ポイント。
※2
価格帯により分類
レギュラークラス3000円未満
ハイクラス6000円未満
スペシャルクラス1万円未満
プレミアムクラス1万円以上
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