【連載】タイトル未定 vol,028 日本ワインを広めることを本気で考えてみた、今日のワイン「NACメルロー〜2017年〜」

こんばんは、管理人です。

 

 

〜〜はじめに〜〜

ワイン絡みではないのですが、飲食のマーケティングを考えたり、調べたりしていると面白い動画を見つけました。

ホリエモンこと、堀江貴文さんが人気ラーメンチェーン店「一蘭」がどうしてビジネスとして成功したのかを解説しています。

https://www.youtube.com/watch?v=kiNBjSH4_sE

スポンサーリンク

 

ラーメンとワインでは前提が違うとして参考にならないと思う方もいるかもしれませんが、大いに勉強になる点がありました。

細かいことは動画を見ていただくこととして、「一蘭」が成功した大きな要因はラーメンの味そのままではなく、お客さんにラーメンの”ストーリー”を売っていた=食べてもらっていたことでした。味が美味しいことはもちろんなのですが、一蘭のラーメンがどのように生まれたのか、どのようにして日本に広まっていったのかを、食べにきたお客さん一人ひとりが見ることができる仕組みを作ったことで、もともと美味しいラーメンがさらに1.5倍美味しく感じるということでした。

 

「ストーリーを売る」というのはラーメンに限った話ではなく、飲食ないしは全ての商材に言えることではないでしょうか?ストーリーを売る=「情報を売る」と動画では伝えていますが、それぞれのワイナリーは、各社のワインについて消費者へ”情報”をどこまで伝えられているのでしょうか?

 

このサイトでは、そのワインの”情報”も伝えていけるように目指していきたいです。

 

 

〜〜今日のワイン〜〜

NACメルロー〜2017年〜

 

日本ワイン、赤ワイン、メルロー、ボトル1,500円

造り手:井筒ワイン

http://www.izutsuwine.co.jp/winery/

 

また日本ワインです。井筒ワインというワイナリーは長野県にぶどう畑を持っている醸造場ですが、長野県産地呼称管理制度(NAC)という長野県が制定している厳しい品質管理の審査を合格した品質の高いワインです。

メルローなので、タンニンを強く感じるかと思えば、樽のクリーミーさがインパクトを持っており、上品な滑らかさをもったワインでした。

1,500円というコスパも良いので、おすすめなワインです。美味しいです。

 

 

〜〜ワイン関連情報〜〜

日本ワインを広めることを真剣に考えてみた

 

ワインを調べていくうちに、日本ワインのことが気になってきました。気になったというのは少し後ろ向きな意味合いでもあります。日本ワインが日本、または世界のアルコール市場にどのような存在感を出せるか、展望があまり見えてこなかったからです。最近は連載の冒頭にある時事ネタもマーケティングに焦点を当てているので、日本ワインを日本、世界に広めることを真剣に考えてみたいと思います。

 

まず、世界中でワインというものはどういう存在なのでしょうか?ワインという飲み物(=アルコール)として、飲料という観点から見てみましょう。

世界で多く飲まれているワインのブランドをまとめたものです。TOP10を紹介しているのですが、半分以上がアメリカです。さらに、中国やオーストラリアがランクインしています。

ワイン大国であるフランスやイタリアじゃないの?って思う方もいるかもしれません。しかしこの記事のランキング指標は生産量=生産ケース数です。つまりアメリカや中国、オーストラリアはワインを作るにも広大な土地があるので、より多くのワインが作れるということになります。

ただ量を作ればいいというわけではありませんが、これだけ多くのワインを生産して世界で飲まれていたら、知名度はグンと上がるので、そりゃ消費量も上がっていきますよね。要は物量戦略です。

中国は分かりませんが、アメリカやオーストラリアは十分にその土地でも世界的に見てもワイン市場に食い込んでいるように見えます。生産量というのもキーになるかもしれません。

引用元:https://からだしこう.com/best-sales-wine-in-the-world

 

 

さらに、世界で一番ワインを飲んでいる国はどこでしょうか?調べによると、ヨーロッパの国が上位のほとんどを占めています。

やはりヨーロッパは生活の中にワインがあり、食事とともにワインを楽しむ文化が根付いているため、消費量が多いのでしょう。失礼かもしれませんが、特段に経済的豊かな国ばかりではないように見えます。日本よりも人口が少なくても日本の数十倍の消費量があるということは、文化に入り込んでいるからでしょう。

引用元:https://www.mag2.com/p/news/206278

 

では、日本のワインというアルコールはどのように文化や生活に入り込んでいるのでしょうか?

日本の消費アルコール種類は大きく分類させると、ビール/清酒/焼酎/リキュール/果実酒です。平成28年の日本市場で売り上げたアルコール種類についてビールとリキュールが半分を占めています。ワインが含まれる果実酒は4%弱です。とても少なすぎます。ワインという飲み物は日本文化に全然入り込んでないことが分かりますね。

引用元:https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2018/pdf/000.pdf

 

お分かりの通り、日本という狭い土地でワインを大量に作る場所もなく、日本市場でワインを浸透させるのは十分に文化へ入り込めていません。日本での日本ワイン市場では八方塞がりです。笑

ではどのように、日本のワイナリーが日本製ワインを使って発信してくかを次回の連載で考えていきたいと思います。

 

 

〜〜さいごに〜〜

涼しくなって過ごしやすい季節になりましたね。ワインのことを調べていくうちにマーケティング的観点から調べたり考察していると、どうしても今回のような連載になってしまいます。「あなたの好みにあったワインの探し方」はどこへ行ったんだ?と思う方もいるかもしれませんが、忘れていないですよ!笑

 

ただ途方も無い道を歩き始めてしまったと思うのですが、一歩一歩進んでいこうと思います。笑

 

次回の連載は10/5(土)になります。日曜は用事があるので、一日繰り上げです。

次回の連載もお楽しみに!!

 

 

先頭に戻る