【連載】タイトル未定 vol,027 日本ワインのぶどう品種について、今日のワイン「セラーマスター マスカット・ベーリーA~2017年~」

こんばんは、管理人です。

 

 

〜〜はじめに〜〜

今回も時事ネタはマーケティングに関連したものです。

フランス発祥でブランドマーケティングの鬼こと、ルイ・ヴィトンのグループ傘下であるモエヘネシー社が中国にて高級ワインを醸造していたようです。今や中国経済は世界にとって注目せざるを得ないものとなりましたが、モエヘネシー社はその中国のポテンシャルを見込んでいたのか、2006年から中国の土地で高級ワインを作ろうと立地を探していたようです。そして2012年にようやくワイン造りができる土地を見つけ、ワイン醸造に取りかかりました。

 

ワイン関係者全員が耳を疑った、ルイヴィトングループによる「中国産」高級ワインの発表 -DIAMOND ONLINE-

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https://diamond.jp/articles/-/215320?display=b

 

醸造されたワインが、中国初の高級ワイン「AO YUN」というブランドです。

この記事を見て、総支配人にもリサーチしてみたのですが、ワインを知っている人からすると「またモエヘネシー社が高級ワインをブランディング」したのね、という感じみたいです。笑

まだ管理人も「AO YUN」というワインを飲んだことがありませんが、先般紹介したワインアプリ「vivino」や「vinica」で調べてみると味については賛否が別れるようです。2013がファーストヴィンテージなので、まだ飲み頃は早いのかもしれませんね。

しかし、注目すべきは中国産で初の高級ワインを作り上げたということでしょう。このワインはもちろん数万円以上はしますが、味に関わらず、経済的に隆々としていた中国人は購入していくでしょうね。さらに購入されることによって希少価値も高まって、値段も高くなっていくと予想されます。

2006年時点でモエヘネシー社がそこまで計画してワイン醸造を行っていたのかは不明ですが、ブランディングとしてはファーストステップはクリアしているのではないかと思います。さすが、ブランディングで成功しているフランス企業ですね。

 

それでは今回の連載もいってみましょー!

 

 

〜〜今日のワイン〜〜

セラーマスター マスカット・ベーリーA~2017年~

 

日本ワイン、赤ワイン、マスカット・ベーリー・A、ボトル1,800円程度

造り手:白百合醸造

http://www.shirayuriwine.com/

 

樽醸造からくるクリーミーが口の中に広がります。マスカット・ベーリー・Aというぶどう品種の印象はピノ・ノワールよりもさらに軽い感じをイメージしていたのですが、このクリーミーと掛け合わせることで、軽い中にも深み、奥行きが出てきます。上品な味わいで美味しいです。

ボトルの値段からしてもコスパの良いワインだと思います。

 

 

 

〜〜ワイン関連情報〜〜

日本のワインぶどう品種について

 

冒頭の時事ネタにもありましたが、フランスなどワイン産業が盛んな地域はやはり、ワインを売るのが上手いと思います。ブランディングもしっかりして、きちんと産業として成り立つ販売価格で売っているのではないでしょうか。そこらへんはまだ未調査中なので、断定したことは言えませんが。

フランスのワイン産業と比べて、日本のワイン産業を比べるともっと勉強しなければいけないことがあるかと感じました。もちろん、フランスなどヨーロッパなどと比べたら歴史が浅いために不利な面もあるかもしれませんが、日本ワインがいまいち、世界的に見てもインパクトが無いのは、違う要因だと思います。

 

まず1点目は、ブランディングです。フランスなどヨーロッパのワイナリーを見ると自社HPから高級感や、美味しいワインを作っている雰囲気を出しています。

一方で、日本ワインのHPはまだ少し時代遅れなフォーマットなところもあるようです。

やはり商品を売るためには集客が一番の要ですから、このようなHPでも見せ方は参考になるかと思います。

 

次に2点目は日本のぶどう品種です。

今回商品したワインの品種、マスカット・ベーリー・Aは日本が交配した品種です。

このように日本は独自で交配した品種が多いようです。

以下に日本ワインに使われている、ぶどう品種を載せます。

 

浅間メルロー [Asama Merlot]

マンズワイン社が交配した、メルローと浅間の交配品種。

 

オリンピア[Olympia]

1953年に澤登晴雄が作り出した巨峰と巨鯨の交配品種で、栽培が困難。

 

甲斐路 [Kaiji]

植原正蔵氏が1955年にフレーム・トーケー種(Flame Tokay)とネオマスカット種(Neo Muscat)を交配した品種。

 

甲斐ノワール [Kai Noir]

1969年に山梨県果樹試験場でブラック・クイーン種とカベルネ・ソーヴィニョン種を交配して作られた品種。

 

巨峰 [Kyoho]

1992年に山梨県果樹試験場で甲州種とピノ・ブラン種を交配して作られた品種。

 

 

一部のみ抜粋しましたが、まだまだ交配品種は沢山あります。

この日本の環境に適したワインを造るには、栽培しやすい品種を交配するというのは、自然な流れです。

これらの交配品種で世界に打ってでるワイン造りが盛んになると日本人としては嬉しい限りです。

 

【参照】

一般社団法人 日本ワイン協会

http://www.jp-wine.com/jp/kind.html

 

 

〜〜さいごに〜〜

日本人として嬉しいニュースがスポーツ界でありました。ラグビーも女子バレーも世界大会にて格上の相手を負かせて勝っています。

日本開催で世界と互角に戦っているのを見ると、とても熱くなるものがあります。

 

来年にオリンピックがありますので、ますます楽しみになりますね。

日本というブランドを正しい価値で世界に発信できるようになれば良いですね。

 

次回の連載は10/3(木)です。

次回の連載もお楽しみに!!

 

 

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