カサーレ ヴェッキオ モンテプルチャーノ ダブルッツォ/Casale Vecchio Montepulciano d’Abruzzo 〜おすすめワインリスト〜

カサーレ ヴェッキオ2016

今回おすすめするワインはこちら。

 

安くて美味しいワインを探し始めた頃に出会った、思い入れのあるワインです。頻繁に飲むことは無くなりましたが、定期的に飲みたくなる魅力的なワインです。果実味がたっぷりで渋みが控えめなので、ワイン初心者へもおすすめです。入手しやすいのも魅力ですね。また、瓶にもコストをかけており、造り手の気合を感じます。

特徴的な身体意識は中丹田。やる気の出ない時に飲むと元気が湧きます。定期的に飲みたくなるのは中丹田リバースの作用ですね。

<2019年7月6日追記>
久しぶりに味わう機会があったので、前回より詳細に分析してみました。

味わってみて1番分かりやすい身体意識は、やはり中丹田です。
中丹田は二重構造になっています。

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その中丹田へ三方向から熱性のクオリティを持つインリバースが入ってきています。

ここまでは分かりやすいのですが、それ以外にも薄っすらと身体意識があります。

まずはセンター。天性のクオリティを持つ細径軸が胸の高さまで通っています。
また、ロート状の大径軸も薄っすらと形成されています。
この辺りは極意注ぎによるものかもしれません。

下方から脇の下をかすめるように入ってくる天性のクオリティを待つモビリティもあります。これは飲み飽きしないような爽やかを生んでいます。

そのモビリティと近い位置に、上方から2軸に降りてくる天性・柔らかい剛性のクオリティを持つ身体意識もあります。
ミネラル由来の身体意識でしょうか。
繊細に降りてきているのですが、例えると、水はけが良い大地の隙間、粒子の間に水が染み込んでスーッと流れていくような気持ち良さがあります。

脇の高さには僅かにガイアのクオリティもあります。

こうしてみていくと、ストラクチャの強さよりもクオリティの良さが目立ちます。

改めてコストパフォーマンスの高さを感じたワインでした。

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一般的な味わいなどの詳細は、インポーター資料より抜粋します。

畑はアトリ、ロゼート、コロンネッラの3ヶ所で、合わせて50haあります。山と海に囲まれた畑が多く、いずれも契約農家ですが、樹齢の古い良い葡萄の畑の同じ区画部分を契約しています。現在3種類のモンテプルチャーノのクローンを使用しています。

土壌は非常に乾燥していますが、地下の保水状況が良いので灌漑はしていません。乾燥しがちなため、草は一切生やしません。

収穫は全て手摘みです。

アルコール発酵前に5度で4日間、低温マセラシオン、発酵は27度に温度管理しながらステンレスタンクで11日間行い、アメリカンオークの樽で6ヶ月熟成します。タンニンが柔らかい場合、フレンチオークの樽を使うこともあります。樽は毎年、フランスの樽会社へ出向いて、木を選び、最低24ヶ月乾燥させています。

15年前には、1枝から2房に制限していましたが、現在は樹齢が古くなり集約した葡萄が取れるようになったので、1枝から4房収穫しています。

※《》内はインポーター資料より
http://www.inaba-wine.co.jp/wine/?id=1443663603-672264&sf=1

生産者の情報
http://www.inaba-wine.co.jp/producer/?id=1443514619-889463&sf=1

 

名称 カサーレ ヴェッキオ モンテプルチャーノ ダブルッツォ
英字表記 Casale Vecchio Montepulciano d’Abruzzo
生産者 ファルネーゼ
国・産地 イタリア・アブルッツォ
セパージュ【葡萄の品種】 モンテプルチアーノ100%
ビンテージ【葡萄の収穫年】 2016
タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】
STポイント※1 80
クラス※2 レギュラークラス
抜栓 2018/07

 

※1
本サイト責任者による評価。身体意識のレベルを中心に、香り・味わい・ポテンシャル・コストなどから算出。最大100ポイント。
※2
価格帯により分類
レギュラークラス3000円未満
ハイクラス6000円未満
スペシャルクラス1万円未満
プレミアムクラス1万円以上

 

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