アスカ【明日香】ケンゾーエステート/asuka KENZO ESTATE 〜おすすめワインリスト〜

明日香2012

今回おすすめするワインはこちら。

個人的に、このワイナリーの真のフラグシップだと思うワイン。深みと広がりがあり、このワインでしか味わえないと思わせる気品や品格を感じさせます。もちろん、ケンゾーエステートの特徴である、味噌汁を感じさせるような、ホッとする安心感や染み渡る旨味も感じます。この味わいがカベルネ・フラン主体で作られていることにも感動です。一度でも味わってみる価値のある一本だと思います。

明日香2012_2
アスカ【明日香】ケンゾーエステート_2012_2
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特徴的な身体意識は、センターと三丹田、しっかりとした側軸、ガイアのクオリティ、大地とつながる意識です。天性のクオリティにも溢れています。素晴らしい身体意識です。

<2020年5月25日追記>
身体意識について、最近の記事よりも解説が少ないので、加筆することにしました。

特徴的な身体意識は、センター(細径軸・大径軸)、サイド・センター、上丹田、中丹田、下丹田、肩包面、転子、ガイアのクオリティ、大地とつながる身体意識など。

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天性のクオリティを持つセンターは、細径軸と大径軸が天地に美しく通っています。これらのセンターは、味わいに圧倒的なスケール感を与えています。

上丹田、中丹田、下丹田という三丹田がバランスよく形成されています。ケンゾー エステートのチームとしての優秀さがよく現れている身体意識です。

天性のクオリティを持つ大きな肩包面が形成されており、スケールの大きさを感じさせます。その肩包面の上部には、天性のクオリティを持つシャワーが美しく降り注いでいます。これらの身体意識は、味わいに対して清々しく広がるような印象を与えています。

股関節の中心が身体意識化された「転子」という身体意識が形成されており、そこを通るように、しっかりとしたクオリティを持つサイド・センター(第2側軸)が形成されています。味わいに明確さとストラクチャ、格を与えています。

下丹田に掛かるように、大地とつながる身体意識が形成されており、下丹田と合わせて、味わいに対して落ち着きと底知れぬ深みを与えています。この身体意識が「紫鈴/rindo」との1番の違いでしょうか。カベルネ・フランという葡萄品種の特徴を十二分に引き出した結果と言えます。

肩包面の下には、体幹から脚にかけてガイアのクオリティが柔らかく存在しています。テロワールやカベルネ・フランの持つ身体意識の影響でしょう。味わいに安心感を与えてくれています。同じ安心感でも、温球やパームから安心感を生み出している「紫鈴/rindo」とは違う身体意識なのも面白いですよね。

このように身体意識から観ると、テロワールからの影響とカベルネ・フランという葡萄からの影響を、素晴らしいチームが上手く反映させて造られたワインということが良く分かります。味わいに感じられるスケール感、知性、品格、情熱、落ち着き、安定感、底知れぬ深み、ホッとするような安心感という様々な要素を巧みにまとめ上げ、素晴らしい一本に仕上げていったチームの高い能力と想いが伝わってきます。良い年にしか造られないということもあり、高いポテンシャルを持っているので、「紫鈴/rindo」よりもさらに熟成による変化が楽しみなワインです。

ちなみに、この「明日香/asuka」や「紫鈴/rindo」は高岡師範お気に入りの一本で、私も個人的に大好きなワインです。

リンドー【紫鈴】ケンゾーエステート/rindo KENZO ESTATE 〜おすすめワインリスト〜

一般的な味わいなどの詳細は、生産者WEBサイトより抜粋します。

■明日香 asuka
天候に恵まれ、秀逸なカベルネ・フランを豊富に収穫できた2009年に、この赤ワインは誕生した。明日に香るという名は、まさに風味豊かなカベルネ・フランの特徴を言い得ている。2018年には、アメリカワイントップ100の1本にも選ばれた銘品。「明日香」という言葉には、清浄な地、神聖な場所という意味を含み持ち、この葡萄の上質感や純粋さを例えてもいる。

□明日香 asuka 2016
【外観】深みのある紫

【香り】スイカズラ、シナモン、ナツメグ、林床、干しブドウ、干したブルーベリー、オレンジゼスト、スミレなどが絡み合う複層的な香り

【味わい】ブラックベリーのコンポートやヴァニラ、カシスなどの味わいと、瑞々しいタンニンを感じます。

【セパージュ】カベルネ・フラン96%、カベルネ・ソーヴニヨン4%

□明日香 asuka 2015
【外観】鮮やかな紫

【香り】セイヨウスイカズラ、セージ、スミレ、オレンジピール、そしてバラの花びらなどのフローラルな香りに加え、ブラックペッパーのニュアンスがアクセントとなり、華やかで複層的な香りを解き放ちます。

【味わい】アタックは柔らかく、口中で広がりを見せます。カシスやプラムの果実味や、フレンチオークがもたらすバニラのニュアンスを感じ、きめ細かなタンニンの滑らかな口当たりも相俟って、優しい余韻を残します。

【セパージュ】カベルネ・フラン100%

□明日香 asuka 2012
【外観】やや紫がかったガーネット

【香り】ブルーベリーや干しイチジク、プラムなどの果実やスミレの華やかな香りが広がっていきます。野性味を微かに残しながら、完熟したカベルネ・フランの優美な香りをお愉しみいただけるでしょう。

【味わい】アタックは柔らかくて、大きな広がりを見せます。柔和な中にもしなやかさがあり、伸びの良い酸やきめ細かいタンニンがとてもエレガント。フィニッシュも優しく、純粋な果実味が続いていきます。

【セパージュ】カベルネ・フラン94.1%、メルロー5.9%

※《》内は生産者WEBサイトよりhttps://www.kenzoestate.jp/wine/asuka

生産者の情報
http://www.kenzoestate.jp

名称 アスカ【明日香】
英字表記 asuka KENZO ESTATE
生産者 ケンゾー エステイト/KENZO ESTATE
国・産地 アメリカ・カリフォルニア・ナパ ヴァレー
セパージュ【葡萄の品種】 カベルネ・フラン94.1%、メルロー5.9%(2012)
ビンテージ【葡萄の収穫年】 2012
タイプ【泡/白/ロゼ/赤など】
STポイント※1 98
クラス※2 プレミアムクラス
抜栓 2015/06
2018/01
※1
本サイト責任者による評価。身体意識のレベルを中心に、香り・味わい・ポテンシャル・コストなどから算出。最大100ポイント。
※2
価格帯により分類
レギュラークラス3000円未満
ハイクラス6000円未満
スペシャルクラス1万円未満
プレミアムクラス1万円以上

このワイン身体意識図はこちら↓

https://bodyawarenessofwine.com/2018/06/29/no-0002-アスカ【明日香】/

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